1958年創立 Bunkyoken  
GROUP OF SCHOLARS FOR LITERATURE EDUCATION
文学教育研究者集団 略称:文教研》 [サイト・マップ]
最終更新日 2018年5月17日  [更新履歴] ▼頁末尾へ     

例会/集会 機関誌 図書 年表 プロフィール Key word アーカイヴズ 入会案内

 
文教研〔私の大学〕第67回全国集会を開催します。(5/15) [全国集会プログラム]


 文教研〔私の大学〕第67回全国集会

バトンを渡すもの 受けるもの

――吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
     羽賀翔一『
漫画 君たちはどう生きるか』

期日:2018年8月5日~8月7日
会場:大学セミナーハウス
(東京・八王子)

[プログラム]



≪特集≫

『君たちはどう生きるか』 (吉野源三郎):作品と作者をめぐって
作品を読む/作者の生涯と仕事/さまざまな評価/検討課題メモ
付・関連作品

[目次]

大学セミナーハウスのHP文教研の紹介が掲載されています。
文教研は1970年の第19回全国集会以来、およそ半世紀にわたり、
大学セミナーハウスを利用させていただいています。[https://iush.jp/feedback/2017/11/]

昨年の秋季集会終了後、参加者の方々からいただいた声を掲載しています。
[秋季集会参加者の声]
[2017 秋季集会]

機関誌『文学と教育』は、224号(2016.7)から年1回の発行となっています。
最新の225号(2017.7刊)目次を掲載しています。
次号226号は近日発行の予定です。[225号目次]
創刊号以来の 『文学と教育』J-STAGEで閲覧することができます。
アクセスの方法は下記[J-STAGE 利用法]を参照してください。
[J-STAGE 利用法]
[『文学と教育』巻号一覧]
                         

『文学と教育』既刊号に掲載された「巻頭言」をこのページに連載しています。
現在までに65号から157号までの分を掲載済みです。
過去のそれぞれの時点で取り上げられた問題・課題の多くが、なおそのままに、あるいはそれ以上に、
今日の問題・課題であリ続けていることに気づかされます。

  [《再読》巻頭言]

林淑美 編『戸坂潤セレクション』(平凡社ライブラリー 2018.1)の刊行を機会に、
文教研では春の合宿、通常の例会などで、その所収論文の数編について検討・学習をしました。
戸坂潤の先駆的な業績に学び、それを発展的に受け継いでいく必要を、改めて確認し合いました。
[戸坂潤略年譜・著作一覧
[《抄録》戸坂潤「道徳に関する文学的観念」]



【次回例会予定】


5月26日

川崎市総合自治会館
(武蔵小杉)


『漫画 君たちはどう生きるか』

の印象の追跡


[詳細]



N
Nさんの

例会・集会リポート


  全国集会
  秋季集会
  研究例会史
  機関誌総目次
  基本用語解説
  文学と教育ミニ事典

  論文検索

 CiNii
 J-STAGE
 NDL search
 Google Scholar
 国文学研究資料館


 ■《再読》巻頭言

 ■『芸術の論理』 《抄録》

 ■熊谷孝講演記録
 

 ■吉野源三郎 よむ年表

 ■
花森安治 よむ年表

  ■古書情報
  ■リンク集
  ■antenna
  ■抜書き帖
  ■HP・ブログから

  全国集会  秋季集会  研究例会史  総目次  基本用語解説  文学と教育ミニ事典
   ★児童文学から成人文学まで ケストナー文学の全体像を浮彫りにする
   『ケストナー文学への探検地図――「飛ぶ教室」/「動物会議」の世界へ
      文学教育研究者集団 編 (こうち書房刊)
                     [Book Review]
  ★今日の国語教育が抱えている諸問題について考える
   熊谷 孝著『岐路に立つ国語教育―国語教育時評集        [目次]/[語録]

  ☆ 【全国集会】 ☆ 【秋季集会】 ☆ 【研究例会史】   ☆ 【文教研・究基本用語解説】   ☆ 【文学と教育ミニ事典】 「創造主体/本来の読者/読者の視点」他   ☆ 【『文学と教育』総目次】 創刊号からの詳細目次
   《再読》巻頭                『 文学と教育 』 №157   1991.11
 
  古典の発展的継承を    
委員長 福田 隆義 
  


 ――外はみぞれ、何を笑ふやレニン像
 いうまでもなく、太宰治の作品『葉』
(一九三四年「鷭」に発表)の中の一節である。テレビを観ていて、ふっとこの言葉が蘇ってきた。十数年前、ここでいう「レニン像」は広場に立っている銅像か、それとも、本の扉の写真かが話題になったことがある。その時の戸惑いも同時に思い出した。
 テレビ、これもまたいうまでもないことだと思う。東欧につづくソビエトの政変、それを伝えるニュースや、その解説である。ソビエトでは、レーニンの銅像が引き倒されたとか、競売に付されそうだという。今やレーニンの思想や業績までも「みぞれ」の中にあるようだ。が、ソビエトでのことは、正当に評価し直される日の近いことを期待するほかはない。ところが、そうした動向を日本のマスコミも、おなじみの顔ぶれを動員し、もっともらしく解説してみせる。「スターリン主義の根源はレーニンにあった」などと、歴史の流れを逆にたどったこじつけをする。この発想は、あるべき論評の姿ではあるまい。また、学問の方法に即したものでもないだろう。言葉が過ぎるかもしれないが、あら探しだ。私にはそうとしか思えない。聞いていて空しさが残る。まさかレーニンを取るに足らない人物と思っているわけではあるまいにと、腹だたしくもなる。そうした後向き予言は、レーニンの思想や、その業績の発展的継承とは無縁である。現状打開の方途が見出せないばかりか、有害でさえある。現にソビエトでは、混迷の度を一層ふかめているではないか。
 話をもとに戻そう。なぜ『葉』の一節が、ふっと蘇ってきたのだろうか。それは単に、「レニン像」という言葉が重なったというだけではない。『葉』という作品を徹底的に読みあっていたことと関係する。ところで『葉』が発表されたのは、一九三四年。日本の軍国主義者は、満州事変から日中戦争へと突きすすんでいた。いわゆる暗い谷間の時代である。思想弾圧も極に達した時期。小林多喜二が虐殺されたのも、この年だった。そういう状況下で、ひそかに著作を通してレーニンと対話していた人間がいる。その思想に感動し扉のレーニン像と対面。さらに感慨をふかめている姿がイメージになる。レーニンの発展的継承、それは徹底した対話、徹底した自己凝視なしにはありえない。そのうえ太宰は、同世代の内なる仲間との対話も重ねている。「何を笑ふやレニン像」ここには太宰世代の苦悩がにじんでいないだろうか。行動を起そうにも動きがとれない。発言しようにもその場さえない人間の倦怠の思いが、レーニンの偉大さとともに伝わってくる。
 文教研の直接の分担課題は、文学と教育にある。右にみた太宰のような対話の方法に学びながら、既往現在の文学作品から選んで、その発展的受け継ぎを問いつづけてきた。とはいうものの、当の太宰文学自体が、正当な評価を受けていない。私たちは「太宰文学奪還」を合言葉に、長い期間にわたって太宰文学と取りくんだといういきさつがある。その対話精神をつかみとるためだった。
 ところで、文教研の新年度は九月総会で始まる。今年度、第一期の研究テーマは「文学事象としての大逆事件――『謀反論』前後の徳冨蘆花の作品を中心に」。いうまでもなく<現代史としての文学史>という視点からである。『謀反論』それに『思出の記』や『灰燼』は、以前にも取りあげた。が、さらに『黒い眼と茶色の目』を加え、新しい切り口から印象を追跡し直そうというのである。そうした積み重ねなしには、まっとうな受け継ぎはできない。限りのない道のりといえよう。(20180516)
 
 
   [《再読》巻頭言]
    

















 文学教育研究者集団

  ◇ サイト・マップ

  ◇ 更新履歴

  ◇ リンク集

  ◇ 歴史

  ◇ プロフィール

  ◇ 声明

  ◇ 会員動向

  ◇ 入会案内


 研究活動

  ◇ 全国集会

  ◇ 秋季集会

  ◇ 出版記念研究集会

  ◇ 集会テキスト関連

  ◇ 研究例会史

  ◇ 「文教研ニュース」抜粋

  ◇ Nさんの例会・集会リポート


 機関誌

  ◇ 『文学と教育』

  ◇ 既刊号一覧

  ◇ 既刊号総目次

  ◇〈どう取り組んできたか。〉

  ◇ 「私の教室」

  ◇ 主な連載記事

  ◇ 初期『文学と教育』から

  ◇ 《再読》巻頭言

  ◇ 最新号目次

  ◇ 復刻『 ニュース版』

  ◇ J-STAGE利用法

  ◇ 誌友・購読案内



 関係図書

  ◇ 図書一覧

  ◇ 内容紹介

  ◇ 『ケストナー文学への
  探検地図』


  ◇ 再録 『芸術とことば』

  ◇ 古書情報


 アーカイヴズ

  ◇ 熊谷孝著作

  ◇ 熊谷孝 講演記録

  ◇ 資料:鑑賞主義論争

  ◇ 解釈学主義〉批判

  ◇ 「国語教育時評」

  ◇ 「文学教育よもやま話」


  ◇ 〈読者論〉の吟味

  ◇ 国語教育/文学教育


 参考資料館

  ◇ 年譜・著作一覧

  ◇ 作家コーナー

  ◇ 国語教育・文学教育
  の「現在」
 

  ◇ 抜書き帖


 基本用語

  ◇ 文教研基本用語解説

  ◇ 文学と教育ミニ事典

  ◇ Key word


 その他

  ◇ トピックス

  ◇ antenna

  ◇ album*花
        文教研事務局     ▲頁先頭へ

      © 2001-2018  Bungakukyoikukenkyusyasyudan