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機関誌『文学と教育』第226号が発行(7/25付)されました。(7/11)  [226号目次]

 【内容】 ○井筒満:文学教育の原点と対話精神
○荒川由美子:井伏鱒二『さざなみ軍記』の印象の追跡
○西平薫:井上ひさし「ナイン」――今こそ、真の〝対話精神〟を文学教育で
○小出陽子:四谷「新道」をめぐって――井上ひさし「ナイン」の舞台
○金井公江:<自発的隷従〉からの解放―主体性の回復を目指して―(井筒満特別報告)
        文学教育の課題と「構造化」という視点
○成川日女美:アンデルセン「皇帝の新しい着物」の印象の追跡
               
  ――それからそれへひそひそ伝わってゆきました
○夏目武子:『平家物語』を読む その11

 『文学と教育』創刊号~225号本文を J-STAGEで閲覧することができます。
     アクセスの方法は下記[J-ST
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                     [J-STAGE 利用法] [『文学と教育』巻号一覧]
                         
文教研〔私の大学〕第67回全国集会を開催します。(5/15) [全国集会プログラム]

 文教研〔私の大学〕第67回全国集会

バトンを渡すもの 受けるもの

――吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
     羽賀翔一『
漫画 君たちはどう生きるか』

期日:2018年8月5日~8月7日
会場:大学セミナーハウス
(東京・八王子)

[プログラム]


≪特集≫

『君たちはどう生きるか』 (吉野源三郎):作品と作者をめぐって
作品を読む/作者の生涯と仕事/さまざまな評価/検討課題メモ
付・関連作品

[目次]

『漫画 君たちはどう生きるか』インタビュー。
漫画家・羽賀翔一×編集者・鉄尾周一が、吉野源三郎の名著を蘇らせた理由
[T-STYLE Lifestyle]より


大学セミナーハウスのHP文教研の紹介が掲載されています。
文教研は1970年の第19回全国集会以来、およそ半世紀にわたり、
大学セミナーハウスを利用させていただいています。[https://iush.jp/feedback/2017/11/]

昨年の秋季集会終了後、参加者の方々からいただいた声を掲載しています。
[秋季集会参加者の声]
[2017 秋季集会]
                    
『文学と教育』既刊号に掲載された「巻頭言」をこのページに連載しています。
現在までに65号から164号までの分を掲載済みです。
過去のそれぞれの時点で取り上げられた問題・課題の多くが、なおそのままに、あるいはそれ以上に、
今日の問題・課題であリ続けていることに気づかされます。

  [《再読》巻頭言]

林淑美 編『戸坂潤セレクション』(平凡社ライブラリー 2018.1)の刊行を機会に、
文教研では春の合宿、通常の例会などで、その所収論文の数編について検討・学習をしました。
戸坂潤の先駆的な業績に学び、それを発展的に受け継いでいく必要を、改めて確認し合いました。
[戸坂潤略年譜・著作一覧
[《抄録》戸坂潤「道徳に関する文学的観念」]



【次回例会予定】


7月14日

川崎市総合自治会館
(武蔵小杉)


羽賀翔一
『漫画 君たちはどう生きるか』

の印象の追跡


[詳細]



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   ★児童文学から成人文学まで ケストナー文学の全体像を浮彫りにする
   『ケストナー文学への探検地図――「飛ぶ教室」/「動物会議」の世界へ
      文学教育研究者集団 編 (こうち書房刊)
                     [Book Review]
  ★今日の国語教育が抱えている諸問題について考える
   熊谷 孝著『岐路に立つ国語教育―国語教育時評集        [目次]/[語録]

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   《再読》巻頭                『 文学と教育 』 №164   1994.3  
 
  
今だからこそ<教師論>      副委員長 佐伯 昭定

 
あなたは最近「黒井文人」さんという方とお会いになりましたか。唐突な言い方で失礼しました。山田洋次監督の映画『学校』の先生(西田敏行役)の名前です。「夜間の生徒は母校が懐かしいんです」「知っている先生が誰もいないんじゃかわいそうじゃありませんか」と言って、校長からの異動勧告を拒否する黒井先生。美しい田島先生に掛算九九を教わりながら、いつの間にか競馬の話になってしまう五十過ぎのイノさん。奈良行きの楽しい修学旅行、「ナラ」はあなたの国の言葉だと教わるオモニ。
 この映画では山田さんの教育論、教師論が語られているのだと思いました。この映画についての対談の中で、「できないヤツにも存在理由がある」と、戦後民主主義の初心として語られています。
 黒井先生は体当たりで生徒を理解しようとしています。励ましています。涙が出ます。しかしなぜか一方で、醒めた眼を私に感じてしまいます。それだけでいいのだろうか、という思いです。映画の中の授業では詩集『山芋』の中の「夕日」が読まれます。少年・大関松三郎の詩です。授業は黒井先生の情熱的な朗読で進められます。しかし、松三郎が二十そこそこの歳で戦場で死んだことを、知っていて授業していたのでしょうか。だとしたら、少し違った授業になったのではないでしょうか。感動的なあの映画にケチを付けるつもりはありません。教師はああでなくてはならない、と思いながら、あれだけで良いのだろうか、という気持が私の中で交錯しているのです。
 五年ほど前の事です。東京の高校の先生がたちが、新聞に意見広告を出しました。それに添えて「出陣学徒壮行会」の写真も載せられました。「教師が教師でなくなった日」、これが広告のタイトルでした。きのうまで教師の前にいた若者が居なくなってしまったのです。あなたの前に今、子どもが居ますか。「子ども」と言える子どもが居ますか。「感情」まで点数化される対象は、もはや「子ども」ではありません。「人間」でもありません。
 国立音大の荒川有史さんが最近『母国語ノート』という本を出しました。その中に、三十代の頃の若い熊谷孝氏、その教室風景が詳しく紹介されています。教室に持ち込まれる教材の多くは、一字一字手書き、ガリ刷りの自主教材。コピー機のなかった時代の話です。「自国語としての日本語のありようについて思索する」「母国語教育のありようと深く関わる」ような授業であったといいます。私はこの熊谷先生と「黒井先生」と較べてしまいました。どこか違うのです。対象が違えば、もちろん方法も違います。そんな事ではないのです。どちらも優れた教師です。でもやはり、どこか違います。
 熊谷孝氏はかつて<教師論>について、次のような意味の事を述べられています。
 落ちこぼれだの、ワルだの、そんなふうに言われている子どもの中に、温かい人間の心根をみつけた時、思わず胸が熱くなる。その感動を子どもたちが自分自身の生き方の軸に据える、それを可能にする教育を実現するのは教師である。
 まさに「黒井先生」です。けれども、そのためには、教師は常に授業者としての自分を点検し続けなくてはならない。授業者としての何を。それは自分が持っている価値観、価値意識。何もむずかしい事を言っているわけではありません。例えば「君が代」をどんな意識で受けとめているか、「新学力観」を自分でどう受けとめているか、そのために今何をしているか、というようなことです。教師としての「人間主体」、その主体の発想のありよう、それを問い詰めることなしには、<教師論>は成り立たない。そういうことではないでしょうか。  
(20180706)
 
 [《再読》巻頭言]
    

















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