≪総目次≫『文学と教育 ニュース版』 (発行:文学教育研究者集団 常任委員会)  
 
 
文学教育研究者集団の機関誌『文学と教育』には隔月刊の時代が長かった。その後、同誌は季刊に踏み切ったが、それは執筆・編集期間にゆとりを確保するためと増ページのためとであった。『文学と教育  ニュース版』(A5 4頁)は、それまでの <隔月刊がもっていたニュース性> をどう補うか、という新たな課題に応えようという趣旨のもとに発行されることとなった(〈〉内は同誌第1号「発刊に寄せて」より)。
 <年に2回は発行しようと思っています。本誌発行の間をつなぎ、その間の重要な論文・報告をタイムリーに掲載し、また常任委員会からのお知らせ、研究会のホットな動き等を伝え、会員相互のコミュニケーションに一役はたして行きたいと思います。>――「発刊に寄せて」にはそのような抱負が記されている。
 実際に発行されたのは、№1(1975.12.6)から№4(1978.3.25)までの四号であり、以後休刊となって現在に至っている。
 この『ニュース版』は、刊行期間が短く、A5判でわずか4頁のささやかな刊行物であった。しかし、その小さな誌面には、当時の集団の意欲的な活動の様子とともに、「文学と教育」をめぐる原理的な問題についての数々の指摘が見られる。 (2016.8)
 
  
『文学と教育 ニュース版』 №1  1975年12月6日発行  
 ○「大人の読書と子どもの読書」「言語と文化」――熊谷孝氏の二つの講演を聞いて……井筒 満
 ○井伏研究の第一歩――11月合宿研、行なわれる/集団討議の中で……金井公江
 ○『文学と教育』ニュース版 発刊に寄せて……常任委員会
 ○如是我聞  
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『文学と教育 ニュース版』 №2  1976年7月10日発行 
 ○「文体づくりの国語教育」――熊谷孝氏の講演、私なりの要約……沼田朱実
 ○〈研究例会レポート〉“主体性論争をめぐって”……芝崎文仁
 ○如是我聞 
 
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『文学と教育 ニュース版』 №3  1977年4月30日発行 
 ○〈文教研・春の合宿研究会〉『富嶽百景』にとり組む――総合読みの原理を確かめつつ
 ○総合読みの原点に戻って考える――『富嶽百景』を中心に……木内ときえ
 ○〈報告レジュメ〉総合読みの“何”と“いかに”……熊谷孝
 ○新刊案内 ・『文学の中の井伏鱒二と太宰治』(文教研著) ・『岐路に立つ国語教育』(熊谷孝著)
 ○如是我聞
  
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『文学と教育 ニュース版』 №4  1978年3月25日発行 
 ○典型の認識……熊谷孝
 ○対話の回復“現代の詩精神と散文精神”――熊谷氏、国立音大芸術祭で講演……井筒満
 ○〈文教研・冬の合宿研究会〉ジャンル論をふまえて『かるさん屋敷』を検討……高田正夫
 
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