『芥川文学手帖』出版記念研究集会 1983.11.20 東京・渋谷区勤労福祉会館 |
《集会テーマ》 なぜ、今、芥川文学か
○講演=歴史小説の発見―『羅生門』を中心に……国立音楽大学名誉教授 熊谷 孝
○特別報告=芥川と児童文学―『蜘蛛の糸』から『杜子春』へ―……山下 明
○ゼミナール=『奉教人の死』……沼田朱実、他
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『井伏文学手帖』出版記念研究集会 1984.11.18 東京・渋谷区勤労福祉会館 |
《集会テーマ》 井伏文学の魅力――『多甚古村』を中心に
○挨拶……山下 明
○特別報告=井伏と児童文学……〈報告者〉福田隆義 〈共同研究者〉宮沢薫、川浦節子、森田美香子
○講演=十五年戦争と井伏鱒二―平和教育としての文学教育―……国立音楽大学名誉教授 熊谷 孝 ○ゼミナール=『多甚古村』の印象の追跡
……〈チューター〉荒川有史、夏目武子
〈報告者〉高田正夫、香川智之、鈴木哲夫
〈共同研究者〉沼田朱実、内貴和子、井筒 満、佐藤嗣男
〈朗読者〉森山昌枝、鈴木日女美、金井公江
○挨拶……佐伯昭定
※文教研は、文学教育意識をベースに、文学教育と文学研究を相即的なものとして追究してきた団体です。今回、井伏文学をとりあげるわけですが、ここでは、従来の井伏研究とは別個の視点的立場からの、私たちの井伏文学研究が組まれることになるでしょう。「作品の鑑賞なり作品の評価を確かなものにするために」、井伏の「世代に共軛する精神の原風景を明らかにしたい」と考えています。特に、日中戦争前後の井伏に的を絞ってみました。ふるって御参加下さい。(案内チラシより)
※ 昨年7月文学教育研究者集団著・熊谷孝編として、みずち書房より刊行された『井伏文学手帖』を記念して持たれた集会である。文教研の月2回の定例研究会を拡大・公開した性格の会であった。(「文学と教育」131より)
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熊谷孝著『太宰治―「右大臣実朝」試論』(増補版)・夏目武子著『国語教育としての文学教育』出版記念研究集会 1987.11.1 東京・渋谷区勤労福祉会館 |
《統一テーマ》 太宰文学が問いかけるもの
○挨拶……福田隆義
○基調報告=文体的発想と作品形象……荒川有史
○太宰治の受け継いだ文学系譜・文体的発想 〈司会〉山上英男
(1) 森 鴎外……井筒 満 〈朗読〉椎名伸子
(2) 芥川龍之介……佐藤嗣男 〈朗読〉樋口正規
(3) 井伏鱒二……高田正夫 〈朗読〉香川智之
○内在的展開 〈司会〉金井公江
(1) <二人の異邦人>(『葉』)の印象の追跡
……〈司会・コメンテーター〉夏目武子
〈朗読〉鈴木日女美
〈話題提供〉山口章浩、山口りか
(2) <留置場>(『葉』)から『心の王者』へ……山下 明
(3) <待つ>ということ――戦中から戦後へ……熊谷 孝
○挨拶……佐伯昭定
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‖文教研の歴史‖公開研究集会‖ |