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冬の薔薇 冬薔薇(そうび)一輪風に揉まれをり(高浜虚子)

冬の薔薇すさまじきまで向うむき
(加藤楸邨)

2009/12/28 冬の薔薇(横浜・港の見える丘公園 12月)
山茶花(垣) 山茶花の咲いてことしも師走かな(久保田万太郎)  

山茶花のこぼれけり菊の枯るる上に(森鴎外)


2009/12/21 山茶花(垣)(M.T.さん提供)
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千両(黄) 初声の鵯よ千両食べてゆけ(大島翠木)  

一両がほどの明るさ実千両(足立幸信)


2009/12/14 千両(黄)(M.T.さん提供)
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椿・西王母 古庭に茶筌花さく椿かな (蕪村)  

お見舞いは西王母てふ紅椿(田畑美穂女)


2009/12/07 椿・西王母(M.T.さん提供)
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美男葛(びなんかづら)の実



行きすぎて戻りて美男葛の実 (川崎展宏※)  ※作者は11/29逝去

さねかづら深く蔵せば好きな垣(阿波野青畝)


2009/11/30 美男葛(狭根葛さねかづら とも)の実(M.T.さん提供)
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秋の薔薇 秋薔薇や彩を尽して艶ならず(松根東洋城)

一輪となり秋薔薇よく匂ふ(黛まどか)


2009/11/23 秋の薔薇(M.T.さん提供)
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野紺菊(のこんぎく) 野紺菊狐に枕縫うてやろ(大石悦子)

ふだん着の母より知らず野紺菊(松本敏子)


2009/11/16 野紺菊(のこんぎく)(M.T.さん提供)
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菊 白菊の目に立てゝ見る塵もなし(芭蕉)

窓をあけて君に見せうず菊の花(漱石)


2009/11/09 菊(M.T.さん提供)
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デュランタ




2009/11/02 デュランタ(玻璃茉莉 はりまつり)(昭和記念公園 10月)
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宗旦木槿(そうたんむくげ) 東西に茶室宗旦木槿咲く(神蔵器)

底紅の咲く隣にもまなむすめ(後藤夜半)


2009/10/26 宗旦木槿(そうたんむくげ)(M.T.さん提供)
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小紫式部(こむらさきしきぶ) 冷たしや式部の名持つ実むらさき(長谷川かな女))

女らは声深めゆく実むらさき(加藤知世子)


2009/10/19 小紫式部(小紫とも 季語:実紫)
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金木犀(きんもくせい) 木犀や夕じめりたる石だたみ(芥川龍之介)

リア王の消えたあたりの金木犀(坪内稔典)


2009/10/12 金木犀
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紫紺野牡丹(しこんのぼたん)






かくも名に咲きて野牡丹濃むらさき (大橋桜坡子)

〈流通上はノボタンとシコンノボタンが混同されているが、
ノボタンは短いオシベが黄色で長いオシベは紫色、
シコンノボタンは長短のオシベが共に紫色である。〉
(Wikipedia による)



2009/10/05 紫紺野牡丹(しこんのぼたん)(M.T.さん提供)
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