文学と教育 ミニ事典
  
文学教育の構造化
構造化――それは、構造論的なモデル(模型)づくりという意味である。さらに言えば、文学教育活動の構造を動的な過程的構造としてとらえ、現実に行なわれている(あるいは、行なっている)教育活動の構造をそれとして把握するにとどまらず、可能にして必要な実践形態を具体的な構造としてつかみ取ろうとしたわけである。〔1970年、文教研著『文学教育の構造化』p.2-3〕


○いわば自他の研究・実践の対立の統一という形での、必要にして可能な授業形態への展望が具体的な“構造”として、おいおいに明らかになってくるわけなのである。そのことに伴なって展望されるそのような授業構造の実現を可能なものにしていく条件も、またその実現をはばむ条件の何であるのかも明らかにされてくるのである。
文学教育の構造化というのは、作業面から言えばそういうことなのである〔上掲書、p.3-4〕

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