| 文教研全国集会『ケストナーの終戦日記』ゼミ アンケート集計結果 | ||
| ゼミ終了後、この作品の教材化に関するアンケートを実施したところ、多くの方からご回答いただき、次のような結果を得ることができました。今後の教材化の具体的検討のなかで活かしていきたいと考えています。ご協力ありがとうございました。 | ||
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| 【アンケート用紙・集計結果】 | ||
| アンケートにご協力を! | ||
| 私たちはこの作品の教材化をしたいと思っております。それには、分量をもう少し減らす必要があります。どこをとりあげたらよいか、ご意見をお聞かせください。 中学校・高校の教室でとりあげたい(とりあげてほしい)個所を次の中から選び、○印をつけてください。いくつでも結構です。差し支えなかったらお名前をご記入ください。( ) |
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| ・「番号」*印の欄は実施にあたって訂正・追加された項目です。 ・回答には多くの◎も記入されたので、その数を別に集計しました。 ・回答数 35。 |
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| 番号 | ○ | 月/日 | シーンなど | ◎ | ○ | ◎+○ |
| * | まえがき | 3 | 23 | 26 | ||
| 1 | 2/7 | ハーフェル湖畔のL | 1 | 16 | 17 | |
| 2 | 避難民 | 0 | 6 | 6 | ||
| 3 | 2/15 | ドレースデンの空襲(1年前のベルリン空襲) | 2 | 19 | 21 | |
| 4 | 2/17 | ドレースデンの両親 | 2 | 20 | 22 | |
| 5 | 3/8 | ローベルト・ライの論説 | 2 | 14 | 16 | |
| 6 | 3/9 | カール・ハインツの論説、「血なまぐさい送別会」のこと | 1 | 19 | 20 | |
| 7 | 3/22 | エーバーハルトとともにベルリン出発、マイヤーホーヘンへ | 2 | 19 | 21 | |
| 8 | 3/23 | ロッテの汽車旅行、シュタイナー家の居間 | 1 | 11 | 12 | |
| 9 | エーバーハルトのチーム | 1 | 7 | 8 | ||
| 10 | 3/25 | シュタイナーの居間 | 1 | 20 | 21 | |
| 11 | 3/26 | シュタイナー老夫婦 | 0 | 11 | 11 | |
| 12 | 4/17 | マイヤーホーヘンの避難民 | 0 | 12 | 12 | |
| 13 | 4/19 | 野外での撮影 | 2 | 11 | 13 | |
| 14 | 5/4 | 灯火管制解除、新しい旗の掲揚 | 1 | 22 | 23 | |
| 15 | 教員養成所の女校長・女子青年団長の自殺 | 3 | 18 | 21 | ||
| 16 | 5/28 | 米軍総司令部とケネディ氏との握手、ヒトラーと有名女優 | 3 | 23 | 26 | |
| 17 | 6/15 | 仮想本「独裁下における人間の可変性」の内容 | 4 | 21 | 25 | |
| 18 | 6/18 | CICの尋問 | 0 | 10 | 10 | |
| * | 6/21 | 「元気性インフルエンザ」 | 0 | 5 | 5 | |
| 19 | 6/29 | バイエルレ、詩の朗読を許される(彼の戦中のことも) | 0 | 8 | 8 | |
| 20 | 7/9 | 勝利者たちの言動 | 2 | 16 | 18 | |
| 21 | 7/29 | 米軍衛生兵アンディとの交流 | 2 | 13 | 15 | |
| * | 8/2 | 強制収容所 | 0 | 1 | 1 | |
| 22 | 追加 | アンディとの別れ | 2 | 13 | 15 | |
| 23 | 1945年8月6日、最初の原子爆弾投下。1945を忘れるな! | 5 | 22 | 27 | ||
| その他、ご意見・ご感想を裏面にご記入ください。 | ||||||
【ご意見・ご感想】(お名前は省略しました) |
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| ☆「まえがき」は(後半の)「わたしたちは忘れっぽい国民である。」からあとを。 |
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| ☆(6,8,10,14−17,20−23を選んだのは)「10代にとってインパクトのあるところから」という考えによる。また、半分位に縮めるなら、エーバーハルトのエピソードをまとめてカットするしかない? |
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| ☆ 短くすることを考えるよりも、長文でも、全てを使用する方が好ましいと思います。実際の授業では全てにくわしくふれられなくても、生徒に全てを手渡すことの意義が大きいと思えます。 |
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| ☆ 教材化を前提に、どの章を選ぶか? と言われるとたいへんこまってしまいます。できるだけ、全体をトータルにつかむことが必要だと思うからです。 とりあえず、表に○をつけましたが、選択の基準は、中盤を中心に、ということです。 エーバーハルトとのドイツ脱出を中心にし、終戦に何をみるのか? ということに焦点を絞るというのは無理でしょうか? そう言っても、前、後の要約なり解説なりは欠かせないと思いますが。その際、視点として「まえがき」と「追加」は欠かせないと思います。 |
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| ☆ 中学生を対象にする時には、まずケストナーの他の作品、例えば『飛ぶ教室』などを、ある程度時間をかけてとりあげたうえでないと『終戦日記』は扱えないと思う。一つ一つの言葉のもつ深い考えに、言葉を知らない生徒がどのくらい近づけるか、また彼らが喜劇精神を理解して読めるように教師として媒介できるか、と考えると困難を感じます。ここを、と選ぶ前の問題にとどまっていて申し訳ありません。 『ケストナーの終戦日記』(昭和61年)が出たときすぐ読んだが、今回とりあげることになるまで忘れていました。読んだ記憶で残っていたのが、エーバーハルトを中心に映画撮影にいくというところ。こんな形でナチスをあざむくというところにおもしろさを感じました。 今回せめて「まえがき」と「追加」の内容が伝えられるようにできればとは思いますが、自分の力のなさを痛感するだけです。 |
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