第39回 教育基礎講座 子供たちの未来を拓く教育の創造を
2016年6月18日(土)、19日(日) 広島市内各会場 広島市民間教育サークル会議主催
【プログラム】
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第38回 教育基礎講座 子供たちの未来を拓く教育の創造を
2015年6月20日(土)、21(日) 広島市内各会場 広島市民間教育サークル会議主催
【プログラム】
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第36回 教育基礎講座 子供たちの未来を拓く教育の創造を
2013年6月15日(土)、16日(日) 広島市内各会場 広島市民間教育サークル会議主催
【実施要項と御案内】より
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子どもたちに伸び伸びと元気に育ってほしい。友だちを大切にし、仲間とともに生きてほしい。真実を追究する学びを積み重ね、かしこく成長してほしい。そして、それをはげまし、支える学びや生活を子どもたちとともに創りたい。多くの教職員のねがいです。
しかし、「自己責任」が強調され貧困と格差が広がる社会、OECD加盟諸国最低レベルの教育予算、学力テストの結果が学校の価値のすべてを決めるかのような諸政策、はみ出すことを許さず厳罰をふりかざす生徒指導規程、そして憲法改悪の危機……。子ども、・学校・社会を取り巻く状況は厳しく、日々の雑務の中で、また、目の前に立ちはだかる過酷とも言える現実の中で、子供の成長を願う素朴な思いもかき消されそうになります。
それでも、私たちが教壇に立ち続けるのは、ふとした瞬間に見せる、子どもたちの「わかった」「できた」と輝くひとみや、真剣にものごとに取り組む横顔に、明日への希望を見るからです。そして未来の主権者である子どもたちの成長こそが、私たちのエネルギーの源となるからです。
今年で36回目を数える教育基礎講座は、これまで日本中の元気な教職員や研究者を講師として招き、多くの仲間とともに学習を重ねてきました。今回も、目の前の授業をどうするかということを大切にしながら、そこに留まらず、視野を広げ、探究する学びの場を豊富に準備しました。明日の授業がたのしみになると同時に、「教育とは何か」「学校とは何をするところか」についてゆるぎない支柱を築いていく歩みの一歩になると確信しています。同僚やまわりの人に声をかけ、誘い合せての参加をよびかけます。
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◇第一日
6月15日(土) |
・国語(1) 芭蕉「奥の細道」を読む 荒川由美子〈尚絅学院大学)
・国語(2) 子どもたちに表現のよろこびと生きる希望を 土佐いく子(和歌山大学、大阪大学)
(以下7講座略) |
◇第二日
6月16日(日) |
・記念講演 ぼくらの日本語は生き残れるか アーサー・ビナード(詩人)
(以下7講座略) |
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◇定 員 |
1,000人(各講座毎に定員あり) 第1次〆切日 5月25日、第2次〆切日 6月10日 |
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◇参加費 |
3,000円(前納) |
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◇申し込み先 |
広島市民間教育サークル会議 広島市東区光町2丁目9-24 広島ロードビル
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◇問合せ先 |
広島市教職員組合書記局 (℡ 082-264-7850) |
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※以上は、ほんの一部分の抜粋です。詳しくは同講座のチラシ【実施要項と御案内】でご確認ください。
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井上ひさし展――21世紀の君たちに――
2013年4月20日(土)~2013年6月9日(日) 横浜・神奈川近代文学館
【同館HPより】
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井上ひさし作品の大きな魅力のひとつは、主人公たちが未来へ向かう姿です。政府に愛想をつかした東北の一農村の独立運動を描いた「吉里吉里人」、子どもたちの漂流記「ひょっこりひょうたん島」(山元護久との共作)。過酷な状況にありながら、笑いを忘れず、仲間と共に理想郷(ユートピア)を追い求める主人公たちの姿は、現代の私たちに、困難に立ち向かうための希望を与えてくれます。
没後3年に開催する本展では、第1部で作家となるまでの歩みをたどり、第2部では21世紀へのメッセージを、「吉里吉里人」「きらめく星座」などの作品に読み解きます。第3部では、書物に遺された過去を物語に再生し、同時代、そして未来の人たちへ手渡す「中継走者」としての創作活動を、蔵書や創作メモ、愛用の文具などで展覧します。 |
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◇会 期 |
2013年(平成25年)4月20日(土)~6月9日(日)
休館日は月曜日(4月29日、5月6日は開館) |
◇開館時間 |
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで) |
◇会 場 |
神奈川近代文学館展示室 |
◇観 覧 料 |
一般600円(400円)、65歳以上/20歳未満及び学生300円(200円)
高校生100円、中学生以下は入場無料 *( )内は20名以上の団体料金
※東日本大震災の罹災証明書、被災証明書等の提示で無料 |
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《関連行事》…入場申込受付中(先着順) ●詳細は、催し物のページをご覧ください。 |
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□記念対談
4月27日(土)「ひさしさんとの23年」
出演:井上ユリ(井上ひさし夫人)、松山巖(小説家・評論家・本展編集委員)
□井上ひさし最愛の映画「ミラノの奇蹟」上映会
5月4日(土・祝)、5日(日・祝)
□記念講演会
5月19日(日)「『ユートピア』と井上ひさし文学」
講師:小森陽一(東京大学大学院総合文化研究科教授)
5月26日(日)「評伝劇と音楽劇」
講師:扇田昭彦(演劇評論家)
□記念朗読会
6月1日(土)「言語生涯」ほか
出演:辻萬長(俳優)
□ギャラリートーク
会期中の毎週金曜日 14:00~
会場=展示館1階エントランスホール
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過去に紹介した催し物
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■辰年の辰月に芥川龍之介が生まれてから120年、21世紀初の辰年辰月にあわせて――
芥川龍之介生誕120年/没後85年記念 講演会&シンポジウム
2012年3月10日(土) 13:00-16:15 東京・田端 田端文士村記念館
(申し込み・往復はがき2/20必着)
○講演:関口安義「芥川龍之介の素顔」
○シンポジウム:「芥川文学の可能性」
・伊藤一郎(芥川龍之介の槍ヶ岳登山)
・西山康一(『今昔物語集』受容の時代背景)
・高橋龍夫雄(ジャポニシムの恩恵)
・神田由美子(芥川龍之介と村上春樹) |
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田端ひととき散歩
2012年3月17日(土)13:00 (12:30より上記記念館ホール入口にて受付開始) (申し込み・往復はがき3/5必着) |
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■太宰治展 生誕100年
2009年5月2日(土)~6月28日(日) 甲府・山梨県立山梨文学館
【同館HPより】
生誕100年を迎える太宰治の生涯と文学を紹介します。
昭和13年、山梨県の御坂峠の天下茶屋を訪れ、甲府の女性と結婚した太宰治は、市内御崎町で新婚生活を始めました。山梨との関わりに注目します。
●「太宰治展 生誕100年」関連事業
講演会、対談、文学講座を開催します。
平成21年度 春の企画展
「太宰治展 生誕100年」関連講演会
■講演会
「美知子夫人『回想の太宰治』から見えてくるもの」
講 師 安藤 宏 (東京大学准教授)
日 時 平成21年5月10日(日)
午後1時30分~午後3時(受付午後1時~)
会 場 文学館研修室 定員150名
■講演と対談
「太宰治の「私」」 東郷 克美
「太宰治について」 重松 清
講 師 東郷 克美(近代文学研究者)
重松 清(作家)
日 時 平成21年5月31日(日)
午後1時30分~午後3時30分(受付午後1時~)
会 場 文学館講堂 定員500名
■文学講座
「太宰治と井伏鱒二の手紙 展示資料より」
講 師 中野 和子(当館学芸員)
日 時 平成21年6月13日(土)
午後1時30分~午後3時(受付午後1時~)
会 場 文学館研修室 定員150名
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■映画「ドレスデン、運命の日-DRESDEN-」
2007年4月21日(土)よりロードショー 東京・日比谷 シャンテ・シネ
以後、各地を巡回中(公式サイト[「ドレスデン、運命の日-DRESDEN-」]の「上映劇場」を参照)
ドレスデンはケストナーの生まれ育った街であり、両親の住む街であった。ドレスデンの空襲について、当時ベルリンに居住していたケストナーは、『ケストナーの終戦日記』(高橋健二訳、福武文庫、1990年刊)に次のように書き記している。
「二月十四日 昨日、夕方と夜、ドレースデンに激しい空襲があった! ……両親がどうしているか、いつになったら、わかるだろう。状況は最悪だ。……数年間、あらゆる心配をしたけれど、一つの最悪の心配だけはしなかった。数年間、敵は美術の都ドレースデンを忘れているようだった。それが今、それを残らず取りかえそうとでもするかのように、エルベ川の流れの上に爆撃機の流れが続いた。両親がどうしているか、いつになったらわかるだろう。……」
「二月二十七日 昨晩、オルトマンの飛脚がおそろしいしらせをもたらした。ドレースデンはえぐりとられてしまった、というのだ。燃えている新市庁舎の火のうずが、孤児院通りから逃げる人たちを、しみ虫か蛾でもあるように、火炎の中に巻きこんだそうだ。なんとか助かろうと、防火用水池に飛びこんだものもあるが、水が沸とうしていて、カニのようにうだってしまった。数万もの死体が崩れ跡にころがっている。……
古代ローマの将軍たちは、敗北がまぬがれがたいとなると、自分のほうに向けた剣に向かって突っぷした。他人の手によるそのような自殺を第三帝国はおこなっている。第三帝国は自殺する。しかし、その死体の名はドイツ国だ。……」
【公式サイトより】
……その悲劇は1945年2月13日、ドイツ東部の都市ドレスデンを突然襲った。第二次大戦末期、連合軍がドイツ軍への攻撃を強めるなか、イギリスの基地を飛び立った爆撃機の編隊は、ドレスデンに二度に渡る大規模な空爆を実施。その凄まじいまでの集中砲火によって、“エルベのフィレンツェ”と讃えられ、ドイツ一の文化と芸術を誇る美しい街であったドレスデンは一夜にして街全体が無惨な廃墟へと変わり果てた。『ドレスデン、運命の日』はこの衝撃の史実を本格的に映画化した初めての作品となった。
……アンナとロバートの関係には、ドイツとイギリス双方の視点が込められており、この映画の重要なテーマである“和解”のメッセージが託されている。
また、本作のもうひとつの核となるテーマの“反戦”を象徴するのが、ドレスデンの聖母協会である。本編の終盤に登場する聖母協会は、イギリス軍の空爆を免れることができず崩壊した。しかし映画は絶望的なエンディングを避け、その後再建された聖母協会のドキュメンタリー映像をエピローグに盛り込んだ。戦後60年を経て改めて希望を謳い平和の意義を問いかけようとした作り手の意図がうかがえる。……
[「ドレスデン、運命の日-DRESDEN-」公式サイト]
【ローラント・ズゾ・リヒター監督のことば より】
……最初から私にはっきりしていたことは、ほんとうに起きたことは映画化できないということです。実際にドレスデンで起きたことは映画化できない。あの熱、力、あの渦中に起きたことを再現することはできない。/そのことをわかった上で、ていねいに事柄に近づいていこうとしました。ドラマチックなあの夜をテーマに、話を作り上げるということもしたくなかったからです。/私が作りたかったのは反戦映画で、戦争は誰にとっても耐え難く辛いものだということを伝えたかったのです。観客がそう思ってくれること、少なくともそのように感じ取ってくるれるきっかけになればと思っています。
……戦争は無意味だということです。そんな戦争をするということ自体私にとっては(暗黒といわれる)中世のようなものです。/ますます関係が密になっている現代社会においては別の解決策を見出さなければなりません。金儲けのために戦争を起こす身勝手な人間たち。そういう時代はほんとうに終わらなければならない。地球上のどの市民も、そのようなことを再びするような「指導者」を一人たりとも許してはならないのです。(NHKテレビ「ドイツ語会話」5月号テキスト掲載 インタビュー記事による)
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■特別企画展 太宰治の青春―津島修治であった頃
終了2007年6月30日(土)~8月22日(水) 北海道立文学館
【同館HPより】
明治末から昭和の戦後にかけて、まさに激動の時代を生きた太宰治。時代と同様の波乱に富む人生から結実した数多くの文学作品は、現在に至るまで多くの日本人に読まれてきました。
太宰の人生と作品とは、もとより密接不可分な関係にあります。その起伏多い人生ゆえ、太宰自身とその作品とを負のイメージばかりでとらえる見方があります。しかし、各小説の魅力ある書き出しや構成、作品内に散りばめられた人生を穿つ警句・箴言の数々は、太宰が何よりも言葉にかかわる繊細な感性と豊かな知性を持った作家であることのあかしです。また、自虐的な告白から端的にうかがわれる道化の姿勢は、太宰が「誰よりも他人を楽しませようとした作家」であることを示しています。
太宰の繊細な感性と知性、本質的な優しさの原点を探求するために、本展ではその誕生から青年期までにスポットを当てます。ゆかりの地、青森の貴重資料を中心に、津島修治であったころの太宰治をご紹介します。
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■没後80年記念特別展 人間・芥川龍之介―やさしかった、かなしかった…
終了2007年4/21(土)~7/1(日) 仙台文学館
【同館HPより】
「人生は一行のボオドレエルにも若かない。」と書き残し、「ぼんやりした不安」のなか、35歳で自らの命を絶った作家・芥川龍之介(1892~1927)。その作品は、人間のエゴイズムを理知的で絶望した目でみつめる「理知の文学」などと称され、暗く厭世的な側面からとらえられてきました。しかし、没後80年を経て、今なお読まれ続けるその作品群からは、人間や人生にむけた龍之介の優しい眼差しを読み取ることもできます。
この度の展示では、そのような芥川作品を改めて味わっていただくとともに、妻や子どもたちに宛てた書簡や河童の自画像などの資料から浮かび上がる龍之介の温かみのある人間性にふれていただきたいと思います。
(お断り:記録のため、展示終了後ここに掲載しました。8/9)
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■「飛ぶ教室」新作公演
終了2007年4月6日(金)~8日(日) 東京・全労済ホール/スペース・ゼロ
半世紀余の歴史をもつ劇団「仲間」による「飛ぶ教室」(ケストナー作・池田香代子訳)の新作公演が行われます。
[「飛ぶ教室」] [日程、他]
【同劇団HPより】
……幼少期から質の高い演劇に接することによっ て子どもたちの感性を高め、成人後も芝居を愛する感 覚を持った人たちを増やしていこうとの狙いもあり、創 立当初から児童・青少年演劇に力を入れてきました。…… [劇団紹介]
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■北欧からのおくりもの――子どもの本のあゆみ
終了2006年7/15(土)~2007年1/28(日) 東京・国際子ども図書館
【同館HPより】
北欧はヨーロッパの北部、スカンジナビア半島を中心としてデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、フェロー諸島におよぶ地域です。
国や民族の歴史、言語に違いは見られるものの、厳しい寒さや自然のなかで育まれた伝承や神話など共通する点も数多く見いだすことができます。
また、「アンデルセン童話」、「ニルスのふしぎな旅」を始め「ムーミン」や「長くつ下のピッピ」、「あおい目のこねこ」など、日本でもよく知られ読み継がれている作品や多くの児童文学賞受賞者を輩出している地域でもあります。
このたび、国際子ども図書館では当館が所蔵する北欧の子どもの本を広く紹介するため上記展示会を開催することになりました。
展示会では北欧児童文学の創生期から現代の児童文学作家まで時代を追って各国の資料を紹介するとともに、特別コーナーでは、口承、トロル、四季、サンタなど北欧にまつわるテーマを選び各地域の資料の共通点や相違点をご覧いただくなど、約320点に上る北欧の子どもの本を展示いたします。
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■井伏鱒二と中・四国路
終了2006年10/13(金)~12/27(水) 福山・ふくやま文学館
【同館HPより】
井伏鱒二は、郷里福山は別として、中・四国全域においても多くの足跡を残し、この地方を舞台とする数多くの作品を書いています。それらの足跡と作品の舞台を、地図、写真、絵画、書、原稿等によって多角的に紹介します。
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■荒川有史氏の講演
終了2006年12/9(土)
国語教育史学会第38回例会(p.m.2:00~5:30、於 早稲田大学教育学部)で、荒川有史氏(文教研会員・元 国立音楽大学)の講演があります。テーマは「母国語教育としての文学教育―文教研の歴史に即して―」です。
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■井筒満氏の講演
終了2006年12/8(金)
千葉県教育会館で開催される千高教組第54次県教研・国語分科会で、井筒満氏(文教研会員・明治大学)が「翻訳詩をめぐって―ケストナー・井伏鱒二など―」という標題のもとに講演を行います。
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■芥川龍之介の鎌倉物語――青春のうた
終了2006年9/29(金)~12/3(日) 鎌倉・鎌倉文学館
【同館HPより】
芥川龍之介は大正七年三月より一年ほど鎌倉で新婚生活を送りました。それは短い期間でしたが、新進作家として華々しくデビューした芥川の初期の代表作、名作を生んだ時期であり、その文学のまさに〈青春のうた〉が豊かな表現として結実しています。
鎌倉の地、それは芥川と妻の文にとって、生涯忘れることのできぬ心の故郷となったのです。
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■「文学の森へ 神奈川と作家たち」展 第2部 芥川龍之介から中島敦まで
終了2005年11/19(土)~2006年1/15(日) 横浜・神奈川県立文学館
2005年2月~4月に開催されたものと同じかと思われます。
【同館HPより】
この常設展は、豊かな水と緑に恵まれた神奈川の地にゆかりが深く、文学史上、特に代表的な作家36人を取り上げ、神奈川との関わりを一つの切り口に、そのユニークな人生と代表作の魅力をわかりやすく紹介するものです。
1923年(大正12)の関東大震災と1945年(昭和20)の敗戦―人びとの心を揺るがした2つの歴史的大事件を区切りとする3部門で構成し、1部門ずつ展観します。
〈関東大震災~太平洋戦争終結まで:芥川龍之介、横光利一、川端康成、永井荷風、谷崎潤一郎、岡本かの子、吉川英治、堀口大學、西脇順三郎、中原中也、小林秀雄、堀辰雄、中島敦〉
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■「文学都市かまくら100人」展
終了2005年12/6(火)a.m.2005年10/1(土)~2005年12/18(日) 鎌倉文学館
【同館HPより】
川端康成や夏目漱石、芥川龍之介ら有名な文学者をはじめ、鎌倉にはゆかりの文学者が300人以上います。明治から今日に至るまで多くの文学者が訪れ、集まり、暮らし、愛し、作品に描いた鎌倉を「文学都市」ととらえ、文学者100人をとりあげ、ご紹介します。
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■八王子 子どもの本を読む会
終了2005年12/6(火)a.m.10:00~ 八王子中央図書館(3階会議室)
『エーミールと探偵たち』(ケストナー)の読書会。大人対象。無料。要予約。℡吾妻さん 0426-37-2915
(朝日新聞「多摩マリオン」による)
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■被爆60周年 8月6日の波紋―井伏鱒二と小山祐士―
終了2005年7/1(金)~8/31(水) 福山・ふくやま文学館
【同館HPより】
今年は、1945年8月6日の広島への原爆投下から60年目にあたります。
福山出身の作家・井伏鱒二と劇作家・小山祐士は、この8月6日の波紋をがっしりとうけとめた文学活動を展開しました。
井伏の「黒い雨」、小山の「泰山木の木の下で」をとりあげ、関連諸資料を展示して、鎮魂の意を表することとしました。ご来館をお待ちしています。
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■「文学の森へ 神奈川と作家たち」展
終了2004年12/4(土)~2005年7/31(日) 横浜・神奈川県立文学館
11月の文教研秋季集会には会場としてホールを使わせていただきました同館で、年末から年をまたいで当地にゆかりの深い36人の作家たちを取り上げた常設展が催されます。全体は第1部~第3部と特別展に分かれています。
○12/4(土~2/13(日)第1部 文学の森へ 神奈川と作家たち-夏目漱石から萩原朔太郎まで
<~関東大震災まで:夏目漱石、森鴎外、北村透谷、島崎藤村、国木田独歩、与謝野晶子、泉鏡花、志賀直哉、武者小路実篤、有島武郎、斎藤茂吉、高浜虚子、北原白秋、萩原朔太郎>
○2/19(土)~4/17(日)第2部 文学の森へ 神奈川と作家たち-芥川龍之介から中島敦まで
<~太平洋戦争終結まで:芥川龍之介、横光利一、川端康成、永井荷風、谷崎潤一郎、岡本かの子、吉川英治、堀口大學、西脇順三郎、中原中也、小林秀雄、堀辰雄、中島敦>
○4/23(土)~6/5(日)〈特別展〉生誕80年 没後35年記念展三島由紀夫 ドラマティックヒストリー
○6/11(土)~7/31(日)第3部 文学の森へ 神奈川と作家たち-太宰治、三島由紀夫から現代まで
現在活躍中の作家たちが現代の神奈川を舞台に描いた作品を紹介するコーナー併設。
<太宰治、坂口安吾、島尾敏雄、大岡昇平、安部公房、三島由紀夫、澁澤龍彦、山本周五郎、開高健>
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■企画展「夏目漱石――漱石山房の日々」
終了2005年4/29(金)~2005年7/3(日) 鎌倉文学館
【同館HPより】
「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」など漱石の作品は、時代を超えて多くの人に愛されています。「こころ」が書かれた漱石晩年の書斎は〈漱石山房〉と呼ばれ、芥川龍之介など、漱石を慕う若い文学者が集いました。今なお輝きを失わない漱石と作品の魅力を原稿、手紙、書画、愛用品など貴重な資料でお楽しみください。
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■トーク&コンサート=21世紀の子どもと文学のために
終了2005年4/16(土) 14:00~16:30 東京・世田谷区民会館
《第一部》講演=大江健三郎「21世紀の子どもと文学のために」
《第二部》コンサート=「大江光の音楽」作曲:大江光・フルート:小泉浩・ピアノ:荻野千里
世田谷文学館開館10周年と、戦後60年を記念して開催されます。
【案内チラシより】
文学を通じ、命の大切さを見つめなおし、その思いを次の世代に託す特別な年として記念事業を実施いたします。/
区内在住のノーベル賞受賞作家・大江健三郎さんに、今を生きる子どもたちへのメッセージを語っていただきます。
〔第二部曲目〕「人気のワルツ」「森のバラード」「広島のレクイエム」「卒業」他。
会場―世田谷区民会館(世田谷文学館ではありません。)
世田谷区世田谷4-21-27
対象―小学生以上・一般
定員―1,000名
入場料―前売900円・当日1,000円 全席自由席
(小・中学生は無料―葉書に①講座名「21世紀の子ども」②氏名③住所④電話番号を記入して世田谷文学館までお申し込み下さい。)
世田谷文学館住所.東京都世田谷区南烏山1-10-10
TEL.03-5374-9111
詳細
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■太宰 治・新収蔵資料展
終了2005年1/14(金)~2005年3/27(日) 青森・青森県近代文学館
【同館HPより】
太宰治の姉きやう(京)が青森市の小館貞一に嫁いだ縁で、太宰は貞一の弟小館保とも親交がありました。太宰から贈られた献辞入りの第一創作集『晩年』など小館保が所蔵していた太宰関係の資料は、平成10年から当館に寄託されていましたが、今年度、長男小館多哥志氏から資料の全てが当館に寄贈されました。
この寄贈を記念して、句帖「亀の子」、書軸「聖諦第一義」、「人間失格」草稿、献辞入りの第一創作集『晩年』はじめ数々の初版本など、太宰の息づかいの伝わる貴重な資料を公開します。
また、「注目の作家コーナー」を併催し、前期はエノケンを支えた喜劇作家・菊谷栄(青森市出身)の原稿、後期は平成16年で生誕百年を迎えた夭折の詩人・齋藤吉彦(弘前市出身)の資料を紹介します。
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■[特別展]京都冷泉家「国宝 明月記」
終了2004年10/23(土)~11/28(日) 東京・五島美術館
【同館HPより】
国宝「明月記」(めいげつき)は京都の冷泉家に伝わる藤原定家(ふじわらのていか 1162―1241)の日記である。財団法人冷泉家時雨亭文庫の協力により、その全巻を一堂に展示し、平安時代末期から鎌倉時代初期における貴族の日記の全貌を紹介する。修理完成後、関東における初公開。共催=財団法人冷泉家時雨亭文庫/朝日新聞社/文化庁
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■[特別展]武蔵野文学散歩展~都市のとなりのユートピア~
終了2004年9/14(火)~11/28(日) 東京小金井・江戸東京たてもの園
【同園HPより】
江戸東京たてもの園は、豊かな緑に恵まれた武蔵野の地に位置しています。
本展は、自然の美しさを詩情あふれる文体で表わした国木田独歩、「美的百姓」の生活を実践した徳冨蘆花、都会人の心を潤す場として郊外を紹介した田山花袋、近郊の新開地に住んだ井伏鱒二や太宰治、復員兵の視線で土地をみつめた大岡昇平など、武蔵野ゆかりの作家や作品の魅力を紹介する展覧会です。
都市に近接する場所として、多くの文学作品の舞台となった武蔵野の自然と生活。東京の発展にともない変化を遂げるその姿を通して、今日の都市と自然の共生を考えてみてはいかがでしょうか。
(展示内容についてはこちら) |
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■100年を経て、今、チェーホフが輝くチェーホフ展
終了2004年9/23(木・祝)~10/16(土) a.m.9:30~p.m.4.30 東京・日本近代文学館
チェーホフの没後100年を記念して、チェーホフ没後百年記念祭実行委員会/日本ロシア文学会主催「100年を経て、今、チェーホフが輝く チェーホフ展」が開かれます。展示は各コーナーに分かれており、「和書コーナー」「原書・英訳コーナー」「演劇コーナー」「日本文学者とチェーホフ コーナー」「児童文学とチェーホフ
コーナー」「チェーホフの書斎コーナー」「チェーホフの記録映画」など、多彩な内容です。入場料 300円。
【「ごあいさつ」より】
ロシア文学は日本人の心の糧でした。近代日本の文学や思想に計り知れない影響を与えまた人がいかに生きるかということを考えさせてくれました。その中で、明治以来今日に至るまで変わることなく最も日本人に愛された作家はチェーホフです。またどれほど多くの作家、演劇人がチェーホフの恩恵に浴していることでしょう。チェーホフは絶えず新しい魅力で私たちをひきつけます。没後100年を迎え、日本との深いかかわりを軸に新しい資料を中心にチェーホフ展を開催します。川端香男里(日本ロシア文学会会長)
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■佐野洋子 絵本の世界展
終了2004年7/17(土)~9/20(月、祝) 東京・世田谷文学館
【同館HPより】
『100万回生きたねこ』『だってだってのおばあさん』など、多くの読者の支持を得る絵本でお馴染みの佐野洋子。
のびやかな線と暖かな色彩、人間に対する尽きない好奇心にあふれた絵本の世界を紹介する企画展を開催します。
詳しくは世田谷文学館HPの「佐野洋子 絵本の世界展」をご覧ください。
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■映画と原書で学ぶドイツ語『点子ちゃんとアントン』
終了2004年7/2(金)~9/24(金)p.m.6:30~8:00 朝日カルチャーセンター立川校
全10回。講師は岡部由紀子氏
【講座内容紹介より】
ケストナーの『点子ちゃんとアントン』の原書を読みながら、実用的な表現や気の利いた言い回しを、プリントを使い練習します。1953年と1998年に制作された同名の2本の映画を見て、ケストナーの世界がどう描かれているかも確かめます。
〔参考〕講座内容紹介
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■エーリヒ・ケストナー原作の映画『飛ぶ教室』
終了現在全国各地で上映中
文教研で連続してケストナー作品を扱うようになってからすでに数年がたちますが、『飛ぶ教室』も1997年の秋季集会で取り上げました。この作品を原作とした最新作映画が大変好評のうちに全国各地で公開されています。上記以外の上映館・上映期間はこちらでご覧ください。映画についての解説は こちらです。
〔参考〕『飛ぶ教室』公式サイト
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■富永りか作品展『描きま書(かきましょ)展~何度でも空を夢みて』
終了2004年7/8(木)~7/12(月)a.m.11:00~p.m.5:00 東京・調布 ギャラリー曼殊苑
文教研会員富永りか氏の画と書を組みあわせた新しいかたちの作品展です。
(お詫び:期日の記載に誤りがありました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。) |
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ギャラリー曼殊苑
調布市深大寺元町3―30―3
tel 0424-88-3619
バス:「深大寺行」乗車。終点下車。
JR吉祥寺駅・三鷹駅より
京王線調布駅・つつじヶ丘駅より |
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■21世紀文学の予言者-芥川龍之介展
終了2004年4/24(土)~6/6(日)横浜・神奈川近代文学館
【同館HPより】
大正3年に作家としてデビューし、昭和の幕開け直後までの僅か十余年間に、「羅生門」「地獄変」など珠玉の作品を数多く遺した芥川龍之介(1892-1927)は、日本を代表する作家のひとりとして現代でも数多くの読者の心をとらえています。
自らその生涯にピリオドを打つというセンセーショナルな面に注目されてきた芥川ですが、本展では、短篇の名手として大正から現代への近代文学の橋渡しとなった、さまざまに手法をこらした作品群をはじめ、芸術家としての高い見識や家庭人としてぬくもりのある芥川の姿を原稿、書簡、自筆資料、書画など多彩な資料約500点によって紹介します。さらに、21世紀の現代社会にも通じる、社会への箴言・警鐘となる言葉をとりあげ、その先見性・普遍性に注目します。
○ 展示内容等、詳細についてはこちらをご覧ください。
■映画「チョムスキー 9.11」(Power and Terror)
終了現在、全国各地で上映中 全国各地上映スケジュール
大国アメリカの外交政策を静かに批判し続ける反骨の知識人ノーム・チムスキーの一連の発言と活動を追うドキュメント。
同映画の公式サイト
〔参考〕シスターのお薦めシネマ
【監督ジャン・ユンカーマンの言葉より】
制作期間中、この映画の仮タイトルは『Chomsky Talks――チョムスキーは語る』だった。僕たちはその控えめな感じと単純さを気に入っていた。どちらも、チョムスキーを特徴づける性質である。
彼の運動は語ることだ。自他ともに認めるように、彼は語るだけである。後の判断は聴衆の手に委ねられている。私たちは、この映画もそういう映画にしたかった。ナレーションはつけない。ただチョムスキーが自分の考えを語り、問いを投げかけるだけ。答えは、大衆と政治的な舞台が決めることである。
この映画のなかでチョムスキーは、僕たちが直視すべき問題を提示している。そして、僕たちの当初の心配に反してこの映画は、彼の機知や、温かさや、ゆるぎない信念とともに、チョムスキーその人をも描き出すことができたと思っている。(2002年
夏)
■エーリヒ・ケストナー原作の映画『飛ぶ教室』
終了2004年3/27(土)~4/2(金)東京・下高井戸シネマ
文教研で連続してケストナー作品を扱うようになってからすでに数年がたちますが、『飛ぶ教室』も1997年の秋季集会で取り上げました。この作品を原作とした最新作映画が大変好評のうちに全国各地で公開されています。
■エーリヒ・ケストナー原作の映画『飛ぶ教室』
終了2003年11/22(土)より 東京・恵比寿ガーデンシネマ
文教研で連続してケストナー作品を扱うようになってからすでに数年がたちますが、『飛ぶ教室』も1997年の秋季集会で取り上げています。この作品を原作とした最新作映画が公開されることになりました。恵比寿ガーデンシネマは、同じケストナーの『点子ちゃんとアントン』が上映された映画館としても記憶に新しいところです。
■井伏鱒二没後10年記念展「井伏文学の笑い」―秋の特別企画展―
終了2003年10/11(土)~12/21(日) 広島・ふくやま文学館
【同館HPより】
井伏文学を特色づける最も重要な要素に「笑い」がある。笑いを含む作品・場面をいくつか取り上げ、その笑いの機能や変遷を解説するとともに、イラスト・写真なども添えて、楽しい展示とします。
★講演会
重松文宏(三和町教育委員長)
「『黒い雨』の成立過程――往復書簡を中心にして――」
日時/8月9日(土) 13時30分~
会場/ふくやま文学館 研修室 定員100名
※入場無料、電話申込(ふくやま文学館まで) TEL(084)932-7010 |
■文士の友情 芥川龍之介と菊池寛・久米正雄〈企画展〉
終了2003年9/27(土)~11/30(日) 山梨県立文学館
【同館HPより】
漱石に「鼻」を絶賛され、文壇にデビューした芥川龍之介。戯曲「父帰る」や新聞小説「真珠夫人」で 一世を風靡し、文藝春秋社を創設した菊池寛。学生時代より俳句の才能を発揮し「魚城の三汀」と称され、 後に戯曲や小説など多彩な文芸活動を繰り広げられた久米正雄。
旧制第一高等学校で出会い、以来文学仲間として磨き合い、時に反発し合い、高め合った三人の交友は、終生変わることがなかった。
本展では、三人の友情に光を当てながら、その生涯、創作活動、同時代の作家との交流をたどってゆく。
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○文学講演会 会場 講堂 定員500名
平成15年9月28日(日)14:00~(90分) 重松清(作家)「菊池寛の『器』」
○文学講座 会場 研修室 定員150名
10月19日(日) 13:30~(90分)
関口安義(文教大学教授)「文壇デビュー前後-若き日の芥川・菊池・久米-」
11月1日(土) 13:30~(70分)
中野和子(当館学芸員)「企画展をめぐって」
*講演会・講座は電話か葉書でお申込みください。 定員になり次第、締め切らさせていただきます。
○映画会 会場 講堂 定員500名
10月5日(日) 13:00~(88分)
「羅生門」 監督 黒沢明 出演 三船敏郎 京マチ子ほか
*申込みは不要です。
○子どものための朗読と映画のつどい 会場 講堂 定員500名
9月27日(土) 13:30~(60分)
朗読会 「仙人」「蜘蛛の糸」 (芥川龍之介作品)
朗読者 清水章子(朗読ボランティア指導者)
映画会 アニメ「杜子春」(芥川龍之介原作)
*申込みは不要です。
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■シンポジウム「今、文学に求めること―文学の有効性をめぐって」
終了2003年8/31(日) 14:00~東京・国立公民館(国立駅南口徒歩5分、TEL:042-572-5141)
日大教授・紅野謙介氏が「漱石・鴎外が消えて現代の教科書は」、愛知淑徳大教授・清水良典氏が「村上春樹がきりひらいた世界」、跡見学園女子大教授・山崎一穎氏が「文学の領域―歴史小説を手がかりに」のテーマで話します。(無料) 会場案内地図
■活字印刷技術展2――精興社の活字や鋳造機 (郷土博物館特別展)
終了〔2003年2/18〕~8/17(日)東京・青梅郷土博物館 (TEL: 0428-23-6859)
この特別展は、今年2月~5月半ばの予定で開かれていたものですが、好評のため一部展示換えの上8月17日まで延長して、現在開催中です。月曜休み(7月21日は開館、22日休み)。
http://www.ome-tky.ed.jp/information/index1/030306_01.htm
【「アサヒタウウズ」6/28号記事より 】
精興社の活版印刷は、司馬遼太郎ら多くの作家、学者に支持されてきた。岩波書店をはじめ、筑摩書房、新潮社、中央公論社など多くの出版社が、精興社の印刷で、“名著”を生み出してきた。読みやすく美しい書体、精緻な文字組み。大手の印刷会社ではないのに、独自の「精興社書体」を持っていた。(…)1912年(大正元)の創業以来、創業者・白井赫太郎(1965年没)を中心に、
「いかに読みやすい書物を作るか」に社内一丸となった取り組みを「青梅のプロジェクトX」と評する人もいる。(…)日本の活版印刷は、急激な産業構造の変化で、写真植字、オフセット印刷などに変わった。精興社も8年前、活版印刷をやめた。(…)特別展では、
精興社が実際に使っていた活字、活字の材料の鉛を溶かす釜、活字鋳造機、活字を並べるスダレケース、植字台、印刷機のほか、字彫り職人・君塚樹石が30年以上かけて作り出した「精興社書体」という独自の書体ができるまでの過程が、展示されている。「国書総目録」「日本古典文学大系」「大日本古記録」など精興社が手がけた書籍100冊近くが並ぶ。(…) 「活版印刷に携わった人々が、いかに高度な技術を追求し、質の高い書物を世の中に送り出したか、ものづくりの原点がある」と同博物館の久保田正寿・郷土資料室長。京都や北海道などからも、本好きの人、精興社書体に親しみを感じている人が見学に訪れている。無料。
■阿佐ヶ谷文士村展
終了2003年2/1(土)~4/30(水) 東京・杉並中央図書館(TEL: 03-3391-5754)
【朝日新聞 3月4日付・多摩版より】
杉並区立中央図書館で昭和を代表する作家井伏鱒二展が開催されている。荻窪、阿佐ヶ谷周辺は井伏を始め亀井勝一郎、太宰治、三好達治ら多くの文人が住んだことで知られる。このため、同図書館はゆかりの作家を紹介する阿佐ヶ谷文士村展を開くことにし、その第1回として、「荻窪風土記」の作品がある井伏を紹介することにした。
/初版本130冊、生原稿のレプリカ、名作「黒い雨」や翻訳した「ドリトル先生」のコーナーなどがある。/(中略)/4月30日まで。午前9時から午後8時まで。日曜・祝日は午後5時まで。月曜、第3木曜日は休み。/他の文人の展覧会も順次開催するという。
■プランゲ児童書展―占領期の子どもの本―
終了2003年2/1(土)~2003年4/13(日)9:30 ~ 17:00
東京・上野 国際子ども図書館3F「本のミュージアム」にて 入場無料
メリーランド大学図書館所蔵の「プランゲ文庫」中の児童書コレクションを主な展示資料とした展示会。「プランゲ文庫」は第二次世界大戦後の占領期の最初の4年間(1945年~49年)に、連合国最高司令官総司令部がおこなった検閲処分の実態を示す資料群であると同時に、この時期のすべての分野の刊行物をほとんど網羅している。プランゲ文庫からの借用資料約1,200冊のうち、図書230冊、雑誌35冊、新聞20タイトル、 また国立国会図書館及び国際子ども図書館の所蔵資料、神奈川県立近代文学館及び早稲田大学から借用する資料から成る図書70冊を展示予定。
〔参考〕プランゲ文庫
■「日本派」特別展―近代俳句の夜明け―
終了2002年8/17(土)~2003年2/23(日) 芦屋市・虚子記念文学館
正岡子規の俳句革新の試みは、明治25年新聞「日本」紙上への『獺祭書屋俳話』の連載や翌26年の新聞文苑欄募集俳句の掲載などさまざまな形で行われた。「日本派」は、この新聞「日本」紙上で活躍する人々の総称であり、初期「日本派」には高浜虚子・河東碧梧桐・内藤鳴雪その他を挙げることができる。今回の展示では、「日本派」俳人達の句軸・短冊・書籍のほか、句作鍛錬の跡を生き生きとうかがうことのできる句稿や書簡を陳列する。
http://www.kyoshi.or.jp/j-index.html
■講座・講演会「占領期の子どもの本・文化 第1回セミナー」
―空白でなかった戦後7年〈1945-1952〉の子どもの本・子どもの文化―
終了2003年2/2(日)a.m.10:15~p.m.16:30 大阪府立国際児童文学館講堂
■映画「チョムスキー 9.11」(Power and Terror)
終了2002年9/28(土)より 東京・渋谷ユーロスペース 他
連日モーニングショー a.m.10:50より一回上映(74分)
大国アメリカの外交政策を静かに批判し続ける反骨の知識人ノーム・チムスキーの一連の発言と活動を追うドキュメント。
■晶子の旅 三国路の旅―与謝野晶子没後六十年記念特別展―
終了2002年10/19(土)~12/15(日)堺市立文化館与謝野晶子文芸館
晶子にとって旅とは何であったのか。三国路への旅のきっかけとなった三宅克己の水彩画や旅で詠んだ歌の自筆資料など、群馬県猿ヶ京の三国路与謝野晶子紀行文学館所蔵の資料を中心に、約70点を展示。
http://www.sakai-tcb.or.jp/news/yosano_a1024.html
〔参考〕三国路与謝野晶子紀行文学館
■石川啄木展―時代を駆け抜けた天才―
終了2002年10/12(土)~11/24(日) 群馬県立土屋文明記念文学館
自筆の詩稿料・歌稿・小説原稿・書簡・時事論ノートや、詩集、歌集、雑誌、写真等の資料によって、啄木の実像に迫る。
http://www.bungaku.pref.gunma.jp/
■森鴎外生誕140周年記念〈鴎外の魅力〉講演会(4)
終了2002年11/16(土)p.m.7.30~9:00 島根県・津和野町 鴎外記念館
講師:山崎一穎氏(跡見学園女子大学学長、森鴎外記念館協議会会長)
「鴎外晩年の社会思想-工場法・元号・国家-」
今年は森鴎外の生誕140周年・没後80周年にあたります。出身地津和野の森鴎外記念館では、1年間を通じて特別展や連続講演会など様々な催しを行ってきました。スケジュール表によれば今回の講演はその最後を締めくくるものです。http://www.iwami.or.jp/tsuwanok/ougai140/
■『ベルリン・アレクサンダー広場』特別上映会
終了2002年10/26(土)~11/15(金)連日p.m.9:00より ユーロスペース
「1920年代末ドイツのベルリン。二つの世界戦争に挟まれた不穏な時代。第一次大戦敗戦の痛手で社会は不安定を極め、失業者は日々増加し、犯罪が横行していた。またナチスと共産主義者の対立も激しさを増していた。その半面ベルリンはヨーロッパ有数の大都市(メトロポール)であり爛熟した文化が花開いた。そんな激動の時代を一人の"普通"の男フランツ・ビーバーコップが辿る受難に満ちた物語である。」(下記ホームページより)
――ケストナーの『ファービアン』や数多くの詩、『エーミールと探偵たち』などの児童文学が発表された「場面」の雰囲気をより身近に感じることが出来るかもしれません。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー没後20周年記念特別上映会。アルフレート・デーブリン原作(1929年)に基づくテレビ放映用長編映画(全14話、14時間59分)。
〔参考〕http://www.goethe.de/os/tok/KULTUR/2002/v1807j.htm#4
■夏目漱石/芥川龍之介展
終了2002年10/11(金)~11/14(月) かごしま近代文学館
二人の作家が残した原稿や書簡、書画、色紙など、貴重な資料を一堂に展示し、その魅力あふれる作品や生涯を紹介。鹿児島で二人の資料がまとまって展示されるのはこれが初めてです。http://www.kinmeru.or.jp/tokubetu_kikaku.htm
■今昔文字変化(いまむかしもじへんげ)展覧会
終了2002年8/24(土)~10/27(日) 東京・板橋区立美術館
江戸時代の書や文字の世界を展示。当時の出版・表記・表現等に関する基礎資料を観ることができます。板橋区立美術館(ITABSHI ART MUSEUM)の広報担当の方から当サイトに直接ご紹介がありました。詳しくは、こちらをご覧ください。
■日本近代文学館創立40周年記念記念講演会
終了2002年10/25(金) p.m.1:20~4:20 東京・有楽町 よみうりホール
1962年に発足した日本近代文学館は今年で創立40周年、開館35周年を迎えました。これを記念して講演会が読売新聞社の後援で開催されます。内容は下記のとおりです。
井上ひさし氏「林芙美子の生き方」/津島佑子氏「文学の理由」/大岡 信氏「折々のうた こぼれ話」。
〔申込み方法〕 往復はがきに住所・氏名・電話番号を明記の上、係まで。(先着順、入場無料)
〔宛先〕〒153-0041 東京都目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館「記念講演係」
■鶴田知也 生誕百年記念シンポジウム
終了2002年10/20(日)a.m.10:00 福岡県・豊津町中央公民館
豊津町が生んだ芥川賞作家鶴田知也の生誕百年を記念して開催されます。 主催は「堺利彦・葉山嘉樹・鶴田知也の三人の偉業を顕彰する会」。この催しについてのご紹介は、第45回文教研全国集会(1996/8、鶴田知也『コシャマイン記』のゼミ、他)に参加されたK.Y.氏からいただきました。
【プログラムより】小正路淑泰氏(田川高校)「鶴田知也の原風景」、横手一彦氏(長崎総合科学大学)「鶴田知也の農民文学」、大崎哲人氏(文芸評論家)「戦後労働運動における鶴田知也」
〔問い合わせ〕 豊津町役場総務財政課 ℡ 0930-33-3111
〔参考:豊津町のHP〕http://www.seafolk.ne.jp/toyotsu/ume/index.htm
■〈森 鴎外の「東京」〉山本有三記念 講演シリーズ「“東京”が生み出す文学」 第3回
終了2002年/10/5(土)p.m.3:00~4:30東京・三鷹 山本有三記念館
講師:須田 喜代次氏(大妻女子大学教授) 【講師メッセージより】「小泉純一郎は芝日蔭町の宿屋を出て、東京方眼図を片手に人にうるさく問うて、新橋停留所から上野行きの電車に乗った。」 森鴎外は作品「青年」(明43.3~明44.8)をこう書き出しています。主人公小泉純一という若者が手にしていた『東京方眼図』こそ、刊行されたばかり(明42.8)の、鴎外その人の立案による最新の東京地図でした。『東京方眼図』片手に、ご一緒に鴎外作品に描かれた東京を散歩してみたいと思います。
■大橋図書館開館100年記念特別展 第2弾-肉筆資料展-
終了2002年9/2(月)~9/27(金) 三康図書館
同館所蔵の『甲子吟行(野ざらし紀行)絵巻』 『芭蕉翁歌仙』をミニ展示コーナーで展示します。『甲子吟行(野ざらし紀行)絵巻』は期間中毎日場面を変えて、
『芭蕉翁歌仙』は2回に分けて、それぞれ全内容を見ることができます。
■世界・わが心の旅「ドイツ・私の“十歳”を探して」
終了2002年8/18(日)p.m.10:45~11:30 NHK BS2
ケストナーの生まれ育ったドレスデン、それに彼の作品『エーミールと探偵たち』『点子ちゃんとアントン』などの舞台となったベルリンを、児童文学者の斎藤惇夫氏が訪ねる。
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過去に紹介した図書
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■新訳『飛ぶ教室』相次ぎ刊行
丘沢静也訳 光文社/光文社古典新訳文庫 2006.9刊 476円
【訳者解説より】
〔……〕とはいえ(ケストナー)は、啓蒙というものの限界も知っていた。馬鹿は死んでも治らない。ペンで世界を変えようという野心はなかった。けれども世の中がこれ以上ひどくならないために、みんなが理性的になることが必要だと考えていた。
大人のためにたくさん書いたが、あまり効果がない。落胆した自分を自分で慰めるため、『エーミールと探偵たち』や『飛ぶ教室』や『ふたりのロッテ』などの児童書を書いた。子供に期待したのだ。ケストナーの児童書では、子どものほうが大人より賢いことが多い。『飛ぶ教室』には馬鹿な大人は出てこないけれど。
大人だろ、勇気だせよ。子どものころのように――といった内容の歌を忌野清志郎が歌っているが、ケストナーもまた、児童物を書きながら、ひそかに大人にも訴えていたのではないか。――大人だろ、考えろよ。子どものころのように。
池田香代子訳 岩波書店/岩波少年文庫 2006.10刊 714円
【「訳者あとがき」より】
〔……〕ケストナーがこれを書いたのは、1933年です。この年のはじめ、ドイツはナチス政権の手に落ちました。ナチスにとって、ケストナーは好ましくない作家だったので、図書館の棚からケストナーの本が引っこめられたりしました……それでもなにくそと、ひと夏かけて書きあげられたのが、この作品です。この先どうなるのか、ケストナーは不安でいっぱいだったと思います。そんな時だったからこそ、ケストナーは腕によりをかけて、とびきりのクリスマスプレゼントを当時のドイツの子どもたちに贈りたかったのだと思います。
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■世田谷文学館著『あの名作の舞台』
枻(えい)出版社 2005.11.30刊 127頁 1200円+税
標題の肩には「文学に描かれた東京世田谷百年物語」とあり、幸徳秋水・徳冨蘆花から、大岡昇平・遠藤周作・大江健三郎、そして村上春樹・阿部和重に至るおよそ四十人の世田谷にゆかりのある作家・詩人等が取り上げられている。 世田谷文学館
【「本書の使い方」より】
各ページは世田谷を舞台とした文学作品の引用、その解説、作家のプロフィールを主な構成としている。メインの風景写真は作品の世界をイメージして、カメラマンの須藤正男さんが撮りおろした。各章の末尾には、マップと散歩コースを載せてある。(中略)本書を片手に世田谷の文学散歩に出かけてみよう。
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■関口安義著『芥川龍之介の歴史認識』
新日本出版社 2004.10.20刊、207頁 本体価格 1800円
発掘された新資料で浮かび上がる作家の実像!
芥川は、大逆事件で政府を弾劾した徳冨蘆花の「謀叛論」演説を聴いたか――。時代や社会と格闘しながら、現実をリアルに見つめていた作家の歴史認識、いま鮮烈に!(同書オビ)
【同書「はしがき――なぜいま、芥川か」より】
芥川龍之介に新たな光が当てられている。没後八十年近くたった今日、なぜ芥川龍之介なのか。内外の芥川文学研究の盛況ぶりは、「芥川再発見」の様相を帯びている。時代が芥川を求めていると言えようか。……
芥川龍之介は、若き日からさまざまな人生上の、また社会上の問題をかかえて、悩み、苦しみ、闘った作家であった。彼の生きた時代は、二十一世紀前半の今日とも似通った、先の見えない不安な時代であった。彼はその中で精いっぱい生きたのである。彼はこれまで言われてきたような、時代に無関心でノンポリを決め込んだ作家ではなかった。彼は現実に起こる問題を誠実に見つめ、それを作品世界に盛り込もうと努力した作家なのである。……
すぐれた文学者の作品には、漱石にしても、鴎外にしても、予言的洞察力に満ちたものが多い。芥川龍之介も、まさにそうであり、小説ばかりか評論・エッセイの類いにも見逃し得ないものがある。本書ではそうした芥川の側面に光をあてたい。芥川の営為を、時代と社会に関連させてしっかりと見つめることにする。……
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■岩波文庫 『井伏鱒二全詩集』
2004年7月刊行。書名のとおり井伏鱒二の知られている詩のすべてを網羅して編まれた一冊です。215頁、本体価格500円。
【同書所載、東郷克美氏の解説より】
全七〇篇――これが詩人井伏鱒二の残した詩作のすべてである。……井伏の詩作は小説家の余技ではない。その詩は近代詩史の上でも比類のない確固たる位置を占めている。それにしても小説・随筆も含めて井伏文学のもつあの独特の風韻の本質をいいあてるのはむずかしい。いかなる市井の俗事を書いてもその作品の基底を清冽な水のように流れるものについてあえていうなら、「詩」と呼ぶほかない何かである。「彼の眼は小説家の眼といふよりも、寧ろ詩人の眼です」(「井伏鱒二の作品について」
一九三一)といったのは小林秀雄だった。もともと画家志望だった井伏の文学と絵画の関係に言及する人は多いが、むしろ詩と絵の関わりの方がより直接的であるのかもしれない。いわば細部のデッサンが確かなのだ。
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■ロイス・キース著/藤田真利子訳
『クララは歩かなくてはいけないの? 少女小説にみる死と障害と治癒』
明石書店 2003.4刊行
(〒113-0034 東京都文京区湯島2-14-11 TEL: 03-5818-1172 FAX: 03-5818-1175)
【編集者のコメントより】
表題で取り上げております『ハイジ』のほか、『ジェイン・エア』『若草物語』『秘密の花園』『少女ポリアンナ』などの古典作品における死と障害と治癒の描写を、「女性」「障害者」という視点から分析した力作です。最終章では現代の作品についても論考を加えております。著者はロンドン在住の小説家で、これまでに『車いすの人々』(小峰書店)など、子ども向けの本のほか、ヤングアダルト向けの小説なども書いておられます。
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