初期機関誌から
文学と教育 第33号 1965年5月20日発行 |
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『文学の教授過程』購読案内 | |||
五月十七日、第一回の校正をおえて、明治図書におくりこみました。順調にすすめば、六月下旬に出版される予定です。 文教研としての考え方を、まとまった本として世に問うのは、今回がはじめてですl。それだけに慎重に慎重を期して検討しました。この一年半の間、私たちの全エネルギーを、この『文学教育の教授過程』につぎこんだといっていいでしょう。研究団体を自負する文教研の仕事として、はずかしくない本にしたかったわけです。 とにかく、せいいっぱいの仕事でした。が、もちろん、完全なものだとは思っていません。すでに、私たち内部では徹底した反省会をもちました。そして、そのうえにたって、中学校編の構想をねっています。 どうか、私たちの仕事をよりたしかなものにするために、そして、日本の国語教育・文学教育の発展のために、厳しい批判を切におねがいします。
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