初期機関誌から

「文学と教育」第21号
1961年7月20日発行
 研究活動

最近の執筆状況からも、推測できるかと思いますが、作品研究・実践研究・理論研究と、多面的に、しかも、精力的に推進しています。

五月例会……二十七日、業平小で、『太平物語』の実践をめぐって、前田幹枝さんが報告、浅井芳江さんが司会。講学館編集部から、久保田文市氏も参会、前田氏の報告や、会員の手きびしい批判や、はげましに感謝する一幕もありました。

六月作品研究会……十七日、業平小で、西鶴の大下馬『大晦日はあわぬ算用』をめぐって、佐藤和男氏が報告、荒川有史氏が司会、討議は認識論にまで発展し、七月作品研究会(十五日)にもちこし。

六月例会……二十四日、業平小で、『次郎物語』の実践を、浅井芳江さんが報告、蓬田静子さんが司会、内容については本誌、六月例会報告を参照ください。

○ これらとは別に、認識論ともとりくんでいます。毎月第二日曜をあてて、じっくり研究をすすめています。

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