初期機関誌から

「文学と教育」第17号
1960年8月30日発行
 集団ニュース
◇ 集会事務局 千慮の一失―第七特別分科会の一スケッチ―
 海後常任委員あらわれるところ、かならず世話人同士の大論争が展開されて、参加者はただオロオロ拝聴するだけ、ということは、すでに一昨年での海後・春田大論争(学級経営部会)以来、天下周知の事実だったはずです。ところが、集会事務局は、不覚にも、この法則的事実を見落としてしまった。ために、特別分科会「芸術と認識」では、海後・熊谷大論争が、はなばなしくくりひろげられたというわけ。事務局最大の失態として、参加者三十名の方に、ふかくおわびいたします。そのたびごとに批判されつくしているので、こんどは大丈夫だろうという安心が禍の根だったわけです。それにしても、お二人が、精神的にたいへんお若くて、真実にたいしてモノスゴク意欲的であることをジカに見て、大いに勉強になった、という特設道徳的うけとり方もありうるかもしれません。
(川合 章) 
:集会速報 60.8.8 より転載:



◇ 九月研究例会案内
    ・日 時 九月十七日(土)午後三時
    ・場 所 墨田区立業平小学校
            都電24、23、東武共に業平橋下車
     ・テーマ 国語教育の基本路線(17号の福田・篠原・熊谷三氏の論稿を中心に)
            報告 篠原由喜子
            司会 鈴木 勝

◇ 集団の構成
 現在私たちは、左記三先生を常任チューターとしておむかえしております。
    巖谷栄二先生 (児童文学者)
    川合 章 先生 (埼玉大助教授)
    塚原亮一先生 (国立音大助教授)
 集団員は十一名、会友五十名。集団員の氏名は左記のとおり。
    (略)

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