初期機関誌から
「文学と教育」第9号 1959年7月21日発行 |
文学教育の会編 講座・文学教育 |
のびのびになっていた『講座・文学教育』第一巻が、6月中旬、牧書店より刊行された。(定価三百円) 第一巻では、文学教育の目的と方法が、国分一太郎、中村新太郎、馬場正男、滑川道夫、波多野完治、竹内好、久米井束、今井誉次郎、さがわ・みちお、乾孝の諸氏により、いろんな角度から追求されている。 第二巻は、文学教育の歴史と現状を明かにしており、七月下旬刊行の予定である。第二巻は、熊谷先生が、戦後の文学教育について、見事な概括を行っておられる。会員の皆さんのご検討をお願いしたい。また、熊谷、荒川両氏編「文学教育文献リスト」も第二巻に収められている。第三巻『文学教育の実践』の共同研究に、小川勇、木村敬太郎の両氏が参加しておられる。(Q) |
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