文教研 【私の大学】
第67回全国集会



文学史を教師の手に

 文学教師”――それは、自身に文学を必要とし、また、文学の人間回復の機能に賭けて、若い世代の“魂の技師”たろうとする人々のことである。そういう人々の中には、当然、学校教師もいるだろう。当然また、人の子の親や、兄や姉もいるだろう。限界状況の一歩手前まで追い込まれた、日本の社会と教育の現状は、今、まさにそうした人々の文学教育への積極的な参加を求めている。


文学教育研究者集団
 

  バトンを渡すもの 受けるもの
 
――吉野源三郎『君たちはどう生きるか』/羽賀翔一『漫画 君たちはどう生きるか』
*
《期 日》  2018年8月5日(日)~7日(火) 
《会 場》 
大学セミナーハウス (東京・八王子)
大学院セミナー室


   私たちは、2016年の全国集会で、『君たちはどう生きるか』 (吉野源三郎作・1937年)を取り上げました。それなのに、なぜ、また、今年、この作品を取り上げるのか。
 その理由は、『漫画 君たちはどう生きるか』
(羽賀翔一作・2017年)を読み、大きな刺激を受けたからです。この漫画は、原作の魅力を、現代の私たちに見事に媒介している。それと比べると、私たちのゼミは、焦点がいま一つ不明確で迫力に欠けていた。そう反省せざるをえなかったのです。
 言い換えると、羽賀さんの漫画は、吉野さんが手渡そうとしたバトンをしっかりと受け止め、現代の私たちに向けてそれを差し出してくれているのだけれど、私たちの場合は、バトンの握り方が弱くてフラフラしていたということです。
 そこで、今回は、『漫画 君たちはどう生きるか』を中心的なテキストとして読み合い、また、原作と漫画との間を往復循環しながら「君たちはどう生きるか」の世界をつかみ直していきたいと思います。
 当日、話し合ってみたい問題を、今、思いつく範囲で、以下に列挙しておきます。
  1.  羽賀さんは、あるインタビューの中で、原作について、この本は、「こう生きろ」と答えを出す本ではなく、「むしろ対極で、どう生きるかを、自分で考え続けること、抱え続けること。それを放棄しないということが書かれている本」だと語っている。本当の意味で自分の課題を持ち(発見し)考え続ける「自分」とはどんな「自分」なのか。そういう「自分」を「君たちはどう生きるか」の世界(小説・漫画)はどう描いているのか。
  2.  そういう「自分」であろうとすることは、原作が発表された時代(1937年~)と現在とではそれぞれどんな意味を持っているのか。その共通点と相違点は?
  3.  小説と漫画というジャンル的特性をふまえて読み直した場合、「君たちはどう生きるか」の世界はどのように見えてくるか……等々。
 当日は、もっといろいろな問題が話し合われるでしょうが、今度こそ、一人一人の「胸からわき出してくるいきいきとした感情に貫かれた」(「おじさんのノート」より)話し合いを実現したいと思います。


  《日 程》
      8月5日(日) 8月6日(月) 8月7日(火)
午前
9:30









12:00









12時50分まで
受付を済ませてください。


* 「原爆を許すまじ」

☆ 中間総括


3.ゼミナール
  
   『漫画 君たちはどう生きるか』
  
(原作:吉野源三郎/漫画:羽賀翔一)
  
  の印象の追跡
 
         

中間総括

ゼミナールの続き



午後   1:00











5:00
(予定)
午後1時開会

1.あいさつ


2.基調報告
  
  文学教育の課題をめぐって
       ――文教研と戸坂潤
 
                井筒 満

                      

* 生活案内

ゼミナールの続き)

ゼミナール
の続き)







4.あいさつ


午後4時終了予定

7:00





9:00
(予定)

○ 交流会①(参加自由)
 
     ――北から南から



○ 交流会②
(参加自由)

  
 《テキスト》
原作:吉野源三郎/漫画:羽賀翔一 『漫画 君たちはどう生きるか』 (マガジンハウス)
吉野源三郎 『君たちはどう生きるか』 (岩波文庫)
  

 《参考文献》
『文学と教育』№225 (2017.7 こうち書房)
    井筒満「基調報告 文学教育と道徳教育をめぐって」

    椎名伸子「ゼミナール 『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)」
② 文教研HP(bunkyoken.org)
    《特集》『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎):作品と作者をめぐって

      ・作品を読む ・作者の生涯と仕事 ・さまざまな評価 ・検討課題メモ ・
、関連作品
  
 《費 用》
①参加費:(資料代、連絡・広報・運営費、大学院セミナー室使用料・施設分担金を含む)
全日参加…13,000円 (学生 10,000円)
2日間参加…10,000円 (学生 8,000円)
1日のみ参加…5,000円 (学生 4,000円)
    ※資料のみの場合:2,000円 
②宿泊費1泊 4,320円 
③食事代朝食 550円、昼食720円、夕食 1,130円
(全日参加の場合 2泊3日②+③:6食分…13,440円)
     
※宿泊施設には基本的にバスタオルとフェイスタオルしか用意されていません。寝間着や歯ブラシなどはご持参ください。(フロントにて浴衣205円で貸出し、歯ブラシ20円で購入可能) 
   
《申込み手続き》
申込み用紙(振込用紙を兼ねる。プログラム等に添付してお配りしています)に必要な事項を記入し、
費用全額①参加費+②宿泊費+③食事代)を郵便局でお振込みください。
  
※申込み用紙がお手元にない場合は、事務局(下記)までご請求ください。
※参加中止の場合、宿泊費・食事代については、条件に応じてセミナーハウスから請求されるキャンセル料金をいただき、残りを返金いたします。
  
 《申込み期間》  6月1日~7月25日
  
 《問い合わせ および申込み先》
文教研事務局(画像)
  
 《交 通》
JR中央線 新宿――八王子(約40分)
  ・JR八王子駅南口より京王バス
     ①番のりば 南大沢方面行(約20分)、野猿峠(やえんとうげ)バス停下車、徒歩約8分
   ・タクシー(約10分)  
  JR横浜線 新横浜――八王子みなみ野(約35~50分) 
    ・JR八王子みなみ野駅よりタクシー(約10分) 
京王線 新宿――北野(約40分) ※北野駅には特急・準特急など、すべて停車 
  ・京王線北野駅北口より京王バス
     ③番のりば 南大沢方面行(約10分)、野猿峠バス停下車、徒歩約8分
     (チラシ記載の「①番のりば」は誤りにつき訂正します。)
   ・タクシー (約5分)
京王相模原線 南大沢駅
     ・京王バス
       ④番のりば 八王子駅方面行(約20分)、野猿峠バス停下車、徒歩約8分
     ・タクシー (約15分)
   
・ 第1日午後1時開始のためには、バス便の点などからみて、JR八王子駅の場合遅くとも午後0時までに到着する必要があります(北野駅の場合はそれより多少遅めでも可)。
・ 受付での手続きは開会10分前(12時50分)までにすませてください。受付の係も研究会に参加しますので。
 
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