文教研[私の大学]全国集会の歩み (W)


1990年代(1990.8―1999.8)

 回 開催年月 統 一 テ ー マ ゼミの対象作品(〔 〕内は関連作品)
39 1990.8 政治と文学・文学教育
――虚構精神確立のために
井伏鱒二『丹下氏邸』 太宰治『葉』
40 1991.8 現代史としての文学史 芥川龍之介『秋』 井伏鱒二『炭鉱地帯病院』
41 1992.8 現代史としての文学史
――世代意識と虚構精神
西鶴『代筆は浮世の闇』 徳冨蘆花『灰燼』『思い出の記』
〔特別報告:幸徳秋水『謀叛論』〕
42 1993.8 現代史としての文学史
――創造の完結者の視点から
芥川龍之介『杜子春』『六の宮の姫君』
43 1994.8 母国語文化の画期
――井伏鱒二・文学史1929の意味
井伏鱒二 訳『ドリトル先生アフリカ行き』『へんろう宿』
44 1995.8 太宰治と西鶴――異端の文学にみるリアリズムの系譜 西鶴『平太郎殿』 太宰治『男女同権』
45 1996.8 現代史としての文学史
――虚構精神とは何か、を問う視点から
アンデルセン『皇帝の新しい着物』 鶴田知也『コシャマイン記』
46 1997.8 文学教育の復権――読者論の視点から 『一寸法師』 鴎外『山椒大夫』 
47 1998.8 内なる対話の回復を
――井伏鱒二と芭蕉の世代感覚
井伏鱒二『屋根の上のサワン』 芭蕉『奥の細道』
48 1999.8 現代にとって“虚構”とは何か ケストナー『飛ぶ教室』 太宰治『津軽』
※会場は東京・八王子の大学セミナー・ハウス。

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