Nさんの例会・集会リポート
  
11月第一、第二例会案内  



文教研のNです。

11月一例会(11月9日)は休会です。
実質的ゼミのチューターである井筒さんがよんどころない事情でお休みですので、
例会もまた休会にしました。


次々回の11月第二例会(11月23日)は内容を変更して、
「葉」を読むために必要な前提条件として、熊谷先生の文芸認識論のポイントを確認したいと思います。
先日配信した「11月第二例会についての提案」
(このページの最後に再掲)をご参照ください。
関連資料は追って配信します。

また「葉」の印象の追跡については来年の例会からとなる見通しですが、
その際の朗読担当の希望をメールにて事務局までご連絡下さい。
希望が重複した場合、調整させてもらいますので、2か所以上希望していただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。

             ◇ 序「撰ばれて…」~8「水到りて…」
             ◇ 9「彼は十九歳の冬「哀蚊」…」
             ◇ 10「芸術の美は…」~13「「死ぬ? 死ぬのか君は?」…」
             ◇ 14「生まれてはじめて…」~22「留置場で五六日を…」
             ◇ 23「私たちは山の温泉場で…」~29「役者になりたい。」
             ◇ 30「むかしの日本橋は…」
             31「安楽なくらしを…」~36「どうにか、なる。」  
       

<今後の例会の予定>

    ・11月第二例会(11月23日)太宰治「葉」の検討のために
   ・12月第一例会(12月14日) 
『資本論入門』第8回 「工場制度発展の諸結果」「労賃」
   ・年末例会(12月26日)午後1時~4時 
機関誌232号合評
          (12月27日)同上 
総会
 
     




 11月第二例会に関する提案  (常任委員会)   2024.10.25


 11月第二例会は「葉」jを取り上げる予定でしたが、常任委員会で話し合った結果、次のように変更した方がよいのではないか、ということになりました。

 「葉」、また、それに続く太宰文学を読んでいくためにの準備として、熊谷孝の論文「“文学とは何かを問う視点” 文学教育のための文芸認識論」(『文学と教育』83号/1973-11)を読み検討する。

〈提案理由〉

1 いま、改めて、私たち一人一人にとって「文学とは何か」を問い直す必要があるのではないか。また、そのことが、「葉」とそれに続く太宰文学を読んでいくうえで(その読みを真っ当な方向に深めていくうえで)必要なのではないか。

2 とくに<場面規定>という概念についての相互理解を確かなものにしていきたい。なぜ、文教研では、<時代背景>ではなく<場面規定>という用語を使っているのかということについての相互理解である。後者は前者の単なる言い換えではないのだが、どう違うのかが曖昧なままに、使用されている場合が例会でもあるのではないだろうか。

〈例会までの準備〉

1 自分の文学観と、熊谷氏が提起している文学観とをぶつけ合わせながら、本文を真剣に読む。

2 「“文学とは何かを問う視点” 文学教育のための文芸認識論」の最後に添えられた「5 付、基調概念若干」、そこに並べられている概念について、(文教研)ホームページにある「文教研基本用語解説」「文学と教育ミニ事典」で解説があるものについては必ず読み理解を深めておく。

〈テキスト〉

 上記の熊谷論文はPDF化して配信します。


以上。

 【〈文教研メール〉2024.10.27 より 】   


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