【今後の予定】
〈6月第一例会〉「玄鶴山房」(4~6章)の印象の追跡
〈6月第二例会〉<教養的中流下層階級者の視点>について第1回/熊谷孝『井伏鱒二』をめぐって
〈7月第一例会〉<教養的中流下層階級者の視点>について第2回/熊谷孝『太宰治』をめぐって
今年の全国集会(8月5・6日オンライン集会)は「大導寺信輔の半生」を取り上げます。この作品は熊谷氏が芥川文学の達成点として高く評価する作品ですが、それを理解するためには氏が提起された<教養的中流下層階級者の視点>という概念についての理解を深める必要があります。
そこで第1回は熊谷孝『井伏鱒二<講演と対談>』(鳩の森書房/1978)104~120頁を焦点に、第2回は熊谷孝『太宰治 『右大臣実朝』試論』(みずち書房/1987 *鳩の森書房刊ではありません。ご注意!)21~401、93~99、268~269頁を焦点に、それぞれ井筒さんからコメントをもらって検討したいと思います。
どちらもすでに絶版で事務局にも在庫がありません。お手元にない方は古書店で購入をお願いします。
以上。