9月第一例会案内(オンライン例会)
文教研のNです。
先日例会に参加された方には、途中で我が家のインターネット接続が切れてしまい、ご迷惑かけました。
何とかシステムの復元が出来ましたが、PCが古いようで買い替えという億劫な作業が待っています。
さて、次回9月第一例会の案内と例会で報告された今後の研究企画の概要について、お知らせします。
■日 時 9月11日(土)午後4時~7時ごろ
例会後1時間ほど雑談の会(参加自由)
■開催方法 Zoomによるオンライン
初参加の方は、Zoomアプリをインストールの上、
文教研事務局へご連絡下さい。後ほど招待メールを送ります。
既にZoomで例会参加の経験がある方は、
連絡いただかなくても結構です。
今回はすでに招待メールを送ってあります。
もし届いていない場合は、文教研事務局へご連絡下さい。
■内 容 徳冨蘆花『自然と人生』(岩波文庫)を読む 第2回
「湘南雑筆」「風景画家:コロオ」
前回に引き続き、芥川文学を読んでいくために、
蘆花から受け継いだものについて考えながら読んでいく。
徳冨蘆花「自然と人生」を読み終わった後、第二次改稿「羅生門」での芥川文学の成立という課題を軸に、初期芥川作品を読み進めて行きます。
Ⅰ「羅生門」以前の随筆
「日光小品」「大川の水」「松江印象記」の検討
蘆花「自然と人生」との対比を含めて
Ⅱ「羅生門」以前の小説
「ひょっとこ」「青年と死」「仙人」の検討
Ⅲ 第二次改稿「羅生門」の検討・改稿過程を踏まえて
蘆花の文学的視点の受け継ぎについての検討を含む
Ⅳ「羅生門」改稿過程の間の作品
「鼻」「芋粥」などの検討
テキストはお持ちのもので結構です。昔の角川文庫「羅生門・芋粥・鼻」には全作品入っていましたが、近年のものは「松江印象記」「青年と死」が入っていません。全集などで補ってください。青空文庫にもこの二作品は入っています。
「松江印象記」
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/96_15248.html
「青年と死」
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/142_15207.html
Ⅰ~Ⅳを時間をかけて丁寧に追っていこうと思います。
暑い夏、移動もままならない夏ですが、芥川文学を読み進めていくことを楽しみにしましょう。
以上。
【〈文教研メール〉2021.08.11より】
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