斎藤幸平『人新世の「資本論」』・参考
[例会で検討する予定で取り上げた斎藤幸平『人新世の「資本論」』(2020.9 集英社新書)は、いつまで続くかわからない例会中止の中で、必然的に会員にとっての、自学自習のテキストとなっています。
事務局にはこの独習に役立つような様々な情報や感想が寄せられています。
以下は、〈文教研メール〉に掲載された記事から、関連部分を当サイトで抄出・編集したものです。]
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正月三が日で、『人新世の「資本論」』を遅ればせながら読み終えました。
(著者の斎藤幸平さんはNHKの「100分de名著『資本論』」にも出演され始めたんですね。)
読んでいる途中で思わず「なるほど!」と何度も声をあげてしまうほど、
久しぶりに知的興奮のようなものを感じさせてもらえた一冊でした。
新しい時代を展望できる、新年にふさわしい本だなあと思ったりもしました。
「技術」の捉え方などじゅうぶん理解できないところもあり、
以前 IZさんが戸坂潤の技術論の話をされていたなあと思い出し、
文教研での読書会に参加したいという気持ちが募りました。
この状況で例会の再開もままならないと思いますが、
一緒に読み合えることを楽しみにしています。
どうぞ皆さますこやかにおすごしください。
今年もよろしくお願いいたします。(2021.1.5 IW)
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最近読んだ本で、齋藤氏の著書と対比して読むと面白いと思った本があるので紹介しておきます。
小西一雄著『資本主義の成熟と終焉』/桜井書店/1800円
IWさんが、『教育』の論文(同誌 2020.12所載 「〈内なる対話〉を育む文学教育――『高瀬舟』と『レ・ミゼラブル』)で、「高瀬舟」に即して、封建制の動揺期における自己責任論について、論じていましたが、それを読んで、封建制の動揺期における自己責任論、日本的近代における自己責任論、そして、現代における自己責任論、の共通性と相違点、また、その絡まりあいについて検討していくことが、課題のひとつになるのではないかと思いました。
そのためにも、この本は参考になるのではと思います。(2021.1.6 IZ)
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『人新世の「資本論」』、お正月になって読みました。
「そうそう、そうなのよね、こういうことだったんだ」と共感して読みました。
33歳かな、若い斎藤幸平さん、私はこの名前知りませんでした。
で、とても頼もしく思いました。こんな若者が増えてくれることを願いつつ、
なんて、上から目線かな。
そうではありません。下から目線です。(2021.1.6 K)
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3月13日(土)に対面の常任委員会を予定しています。感染状況によってはそれも延期になるかもしれませんが、そこで話し合われた内容は皆さんに<文教研メール>でお伝えします。
当面、斎藤幸平『人新世の「資本論」』について各自が検討を進めることを、共通課題としたいと思います。色々な情報もどうぞお寄せ下さい。
事務局としても積極的に情報を発信したいと思っています。(2021.1.9 事務局)
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明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
〈文教研メール〉ありがとうございます。
斎藤幸平の本は読みました。もともとの『資本論』読んでいない私でも分かることがたくさんあり、私の貴重な一冊になります。また、研究会でこの本をやることを楽しみしています。
それまで、コロナにも負けず、元気でいることが大事だと思っています。(2021.1.10 M)
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情報です。
NHK「100分de名著」 月曜日夜 10時半から、Eテレ。『資本論』を斎藤幸平さんが解説しています。
今日、既に2回目です。(2021.1.11 HY)
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私も見ていますが、全4回です。
以下で情報をご覧ください。(2021.1.12 事務局)
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/105_sihonron/index.html
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NHKの情報ですが、
見逃した場合、NHKプラスで大方は2週間くらいの間は見れます。
https://plus.nhk.jp/ 登録は必要ですが、無料です。
私は「100分de名著」は、こちらで年末の「萩尾望都」「資本論」まとめてみています。(2021.1.12 Y)
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早速、100分de名著「資本論」斎藤幸平、見逃した方への見方を教えていただきました。
Yさん、ありがとうございます。
ちなみに、私も萩尾望都、見ました。(2021.1.12 事務局)
【〈文教研メール〉等より抄出・編集】
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