春合宿予定
文教研のNです。
春合宿の日程とこれからの研究計画をお伝えします。
**春合宿の日程**
27日(午後2時から)
井上ひさし・平田オリザ『話し言葉の日本語』(新潮文庫)の検討
*27日夜の部(7時から)ナオミ・クライン「ショック・ドクトリン」DVD
28日
『話し言葉の日本語』続き
(終わった場合は、広島三部作の総括に入る)
29日
前日の続き
午後1時から
全国集会検討作品の決定
4時終了
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全国集会検討作品を決定するにあたっては、前もって以下のような課題について考える必要があろう、ということが企画部から出ていますのでお伝えします。
ここに挙げられている作品(太字で記載)はできるだけ内容をご確認ください。
<研究計画について>
1.井上ひさしが一貫して追究している<戦争責任・戦後責任>―歴史を生きる人間としての責任の問題。この問題をさらに掘り下げるために、原爆三部作・東京裁判三部作とともに、林芙美子の評伝劇『太鼓たたいて笛ふいて』も取り上げて検討すべきではないか。
2.1と関連して、「劇的アイロニー」と「歴史小説の方法」との相互関係の解明。
3.1・2を解明していくために、太宰の、太平洋戦争期から戦後にかけての作品のどれかを取り上げて、井上作品との相互関係を解明する。どの作品が良いかを今後、検討してほしいが、例えば次のような作品も候補になるのではないか。
☆ 「右大臣実朝」
☆ 既に一回取り上げた作品ではあるが「眉山」
☆ 「如是我聞」
上記の他に、例会で提案された「寒山拾得」も検討対象になります。また、上記1について考えるための資料として、井上ひさし『ふふふ』(講談社文庫/とくにその「林扶美子のこと」や「責任論雑感」など)も事前に読んでおくことが必要だと思います。
以上。
【〈文教研メール〉2014.3.13 より】
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