2016年 小金高校 国語科教研

芥川文学から現代を考える

「偸盗」から「羅生門」を捉えなおす

「羅生門」。教科書に必ず載っている芥川の代表作品だ。多くの教室でこの作品が読まれている。なぜ、この作品を授業で扱うのか。この作品が探求している問題が、現代を生きる私たちにとって切実な問題だからであろう。

「偸盗」。芥川が発表した「羅生門」と同時期の作品だ。平安末期の疎外状況の中で、死の淵に立たされながら、生きるために葛藤する下人。その「下人のゆくえ」を、やはり平安末期の現実の中で、盗賊として生きている多様な人間群像の中に探っているのがこの「偸盗」である。

「偸盗」をくぐって「羅生門」を読み直すことで、「羅生門」を教材化する視点がより明確になるだろう。

 この研究会ではもう御馴染みになった明治大学の井筒先生をお招きして、再び熱く語っていただきます。

小金高校だけでなく、小金高校に少しでも関係のある国語科教師諸氏の参加を期待します。この機会に大いに学び、大いに語りましょう。

尚、研修会後に懇親会を予定しています。お時間の許す方はぜひご参加ください。

 

日時   824日(水) 午後130分から430分まで

場所   千葉県立小金高校 図書館 

講師   明治大学 井筒 満氏

内容   芥川文学から現代を考える 
        
        ――「偸盗」から「羅生門」を捉えなおす――

   

問合せ先 小金高校 渡辺実 (047-341-4155)