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《集団著作紹介》

 文学教育研究者集団 編

ケストナー文学への探検地図――「飛ぶ教室」/「動物会議」の世界へ

全国学校図書館協議会選定図書指定

四六判並製カバー装、235ページ
税込
価格 2,100円
2004年11月15日
 こうち書房刊
文教研編『ケストナー文学への探検地図』
    
書店等で入手困難な場合は事務局(E-mail: bunkyoken@nifty.com)にご連絡ください。

 子どもと子どもでない大人のためのケストナーの文学を!
 ――国境を越えて、ケストナーの世界を歩いてみませんか――
二つの世界大戦。その戦間期にあって文学活動を開始したケストナー。
第二次大戦中は口を封じられながらも祖国に踏みとどまって歴史を凝視し続けたケストナー。
21世紀初頭の混迷の時代を切り開くガイドとして、いまケストナーは不死鳥のごとく甦る。
ケストナーに取り組んできた文学教育研究者集団がおくるケストナー文学の案内書。

目 次

 序とあとがきにかえて――ケストナー、ふたたび

Ⅰ ケストナー語録
 新しい時代の幕開けをめざして

Ⅱ ケストナーとの対話 (1) 
 座談会「飛ぶ教室」を語る
――それにもかかわらず、飛ぶんだ!
 「エーミールと探偵たち」――合い言葉はエーミール!
 「点子ちゃんとアントン」――偶然の出会いを通して
 ケストナー詩抄――人間信頼とユーモア精神と

Ⅲ ケストナーとの対話 (2)
 座談会「動物会議」を語る――よくないことを、だらだら続けるな!
 「わたしが子どもだったころ」――自伝的方法による人間真実の追求
 「ケストナーの終戦日記」――支配的な道徳との心の平和条約を結ばない

Ⅳ ケストナーの作品紹介
 「小さな男の子の旅」「おかあさんがふたり」――子どもの涙は大人のの涙より重いことだって
 「ファービアン」――あるモラリストの物語
 「五月三十五日」――「南洋」を空想してみれば
 「雪の中の三人の男」――大きな雪だるまを作ろうじゃないか!
 「エーミールと三人のふたご」――夕日が美しいのは明日の太陽を期待しているから
 「消え失せた密画」――我慢にも限度がある
 「一杯の珈琲から」――美しいものを、美しいままに
 「オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」――人を笑うのが好きなピエロ
 「ふたりのロッテ」――入れかわりの計画と冒険
 「ほらふき男爵」――ウソとホラ話と
 「サーカスの小人」――ボクは芸人になる!

Ⅴ 資料編
 年譜・ケストナーの生活と文学
 資料・作品発表当時の反響
 資料・本書収録ケストナー作品の主な邦訳

・付録 ケストナーを知るための本
・執筆者一覧

 優れた文学は国境を越えて、そして、その優れた翻訳文学は優れた日本文学として、私たちの日本文学を豊かなものとしてくれます。いま、あらためてケストナー文学をみなさんに、ということで、私たち〈文学教育研究者集団〉は、――人生という名の教室における文学の教師たらんと集まった教員や他の社会人の集まりですが、ここ数年の集団研究の成果を、〈ケストナー文学の探検地図〉として一冊の本にまとめてみました。かつてケストナーに親しんだ人も、まだケストナーを知らない人も、この〈探検地図〉を手に〈ケストナーの世界〉を、再び或いは新たに、一緒に歩くことができれば、と思っています。……
 それでは、いざ、ケストナーの世界に! スタート地点はお好きなところにお取りください。ケストナーの語録や各作品、そして資料編、どこからお読みになってもよいように編集したつもりですから。(本書序文より)
文教研関係図書目次文教研関係図書ケストナー文学とどう取り組んできたか。