文教研【私の大学】
第64回全国集会



文学史を教師の手に
 “文学教師”――それは、自身に文学を必要とし、また、文学の人間回復の機能に賭けて、若い世代の“魂の技師”たろうとする人々のことである。そういう人々の中には、当然、学校教師もいるだろう。当然また、人の子の親や、兄や姉もいるだろう。限界状況の一歩手前まで追い込まれた、日本の社会と教育の現状は、今、まさにそうした人々の文学教育への積極的な参加を求めている。
文学教育研究者集団
 
 《統一テーマ》
  対話精神の回復
 
本物の民主主義を求めて ――井上ひさしと井伏鱒二
 《期 日》 2015年8月5日(水)~7日(金)
 《会 場》
八王子セミナーハウス 大学院セミナー室 (東京・八王子)

 

政治学者の石田雄さんが、ある番組の中で、次のような意味のことを語っていました。一人一人が主権者として発言できる、それが民主主義だ。だが、それは、一方的に意見を言い合えばいいということではない。お互いが、他者をくぐりながら、対話の中で、自分たちに共通する課題について考え合う姿勢。苦しんでいる他者の声を常に聞き取り、そこから言葉を掘り起こしていこうとする他者感覚、対話精神、それに支えられてこそ、民主主義は本物になる……。
 現在の日本では、民主主義の破壊が、猛烈な勢いで進められています。石田さんの指摘をふまえて言えば、それは、私たちから対話精神を奪い、私たちを、「上から目線」でしかものを考えようとしない人間に改造しようとする圧力(攻撃)が日増しに強まっているということでもあります。
 そういう今だからこそ、私たちは、井伏鱒二と井上ひさしの作品を、その相互関係に目を向けながら改めて読み直す必要があると思います。なぜなら、この二人は、対話精神の樹立・対話の回復という課題にそれぞれの文学の創造を通して取り組み続けた作家たちだからです。
 今回は、日中戦争の真っ只中、お遍路さんの捨て子である女性たちが、老いも若きも、お互いを支え合い暖め合いながら生き抜いている世界を描いた「へんろう宿」(井伏鱒二)と、戦中・戦後を生きた林芙美子が、自己の戦争責任と厳しく向かい合っていく過程を描いた「太鼓たたいて笛ふいて」(井上ひさし)を取り上げます。


  《日 程》
      8月5日(水) 8月6日(木) 8月7日(金)
午前
9:30









12:00









12時50分までに受付を済ませてください。)


* 「原爆を許すまじ」

中間総括


3.ゼミナール
  
井上ひさし
   「太鼓たたいて笛ふいて」 
         

中間総括


4.ゼミナール
  
井伏鱒二「へんろう宿」



午後   1:00











5:00
(予定)
午後1時開会
1.あいさつ



2.基調報告
  
井上ひさしと井伏鱒二
           井筒満
           佐藤嗣男
           



* 生活案内

ゼミナールの続き)

ゼミナール
の続き)







5.あいさつ


午後4時終了予定

7:00





9:00
(予定)

交流会(参加自由)



ゼミナールの続き)

  
 《テキスト》
井上ひさし「太鼓たたいて笛ふいて」の基本テキストは『井上ひさし全芝居  その六』 新潮社/ 定価5,184円 )所収のもの。この全集本を含め、単行本(新潮社)、新潮文庫など、たいていの地域図書館で借りることができますので、事前にお目通しの上、ご持参ください。
井伏鱒二「へんろう宿」
は共通テキストを用意する予定ですが、事前にお手持ちのテキストでお目通しください。

 《参考文献》
① 佐藤嗣男「異端の文学・井上ひさし」(『文学と教育』№221)
        「井上ひさしと森鷗外」(『文学と教育』 №218-219)
        「森鷗外、太宰治、そして井上ひさし」(『文学と教育』 №217)
        「井上ひさしと太宰治」(『文学と教育』№215)
② 『文学と教育』 №213~221掲載の井上ひさし関連論文
③ 熊谷孝『井伏鱒二 〈講演と対談〉』 (鳩の森書房/1978)
④ 佐藤嗣男『井伏鱒二 山椒魚と蛙の世界』 (武蔵野書房/1994)
  
 《費 用》
①参加費:(資料代、連絡・広報・運営費、大学院セミナー館使用料・施設分担金を含む)
全日参加…13,000円(学生 10,000円)
2日間参加…10,000円(学生 8,000円)
1日のみ参加…5,000円(学生 4,000円)
    ※資料のみの場合:2,000円 
②宿泊費1泊 4,110円 
③食事代朝食 510円、昼食720円、夕食 1,130円
(②+③2泊3日、6食分の場合…12,940円)
     
※宿泊施設には基本的にバスタオルとフェイスタオルしか用意されていません。寝間着や歯ブラシなどはご持参ください。(フロントにて浴衣205円で貸出し、歯ブラシ20円で購入可能。) 
《申込み手続き》
申込み用紙(振込用紙を兼ねる。プログラム等に添付してお配りしています)に必要な事項を記入し、費用全額①参加費+②宿泊費+③食事代)を郵便局でお振込みください。
  
※申込み用紙がお手元にない場合は、事務局(下記)までご請求ください。
※参加中止の場合、宿泊費・食事代に関しては、条件に応じてセミナーハウスから請求されるキャンセル料金をいただき、残りを返金いたします。
  
 《申込み期間》  6月1日~7月25日
  
 《問い合わせ および申込み先》
文教研事務局(画像)
  
 《交 通》
JR中央線 新宿――八王子(約40分)
JR横浜線 新横浜――八王子(約50分)
  ・JR八王子駅南口より京王バス
     ①番のりば 南大沢方面行(約20分)、野猿峠バス停下車、徒歩約8分
   ・タクシー(約10分)  
京王線 新宿――北野(約40分)  
  ・北野駅北口より京王バス
     ③番のりば 南大沢方面行(約10分)、野猿峠バス停下車、徒歩約8分
     (チラシ記載の「①番のりば」は誤りにつき訂正します。)
   ・タクシー (約5分)
京王相模原線 南大沢駅
     ・京王バス
       ④番のりば 八王子駅方面行(約20分)、野猿峠バス停下車、徒歩約8分
     ・タクシー (約15分)
・ 第1日午後1時開始のためには、バス便の点などからみて、JR八王子駅に遅くとも12時までに到着する必要があります(北野駅の場合はそれより多少遅めでも可)。
・ 受付での手続きは開会10分前(12時50分)までにすませてください。受付の係も研究会に参加しますので。

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