2010.8 第59回文教研全国集会 参加者の声

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第59回の文教研全国集会が2010年8月5日から7日までの3日間、東京・八王子の大学セミナーハウスで行われました。
統一テーマは<「高校国語教材」の検討/現実発見の武器として芥川龍之介「羅生門」・安部公房「赤い繭」>
参加した方々から寄せられた感想のいくつかを紹介します。

■「羅生門」のゼミナールで、自分の思いを言わせていただき、ありがとうございました。
「どうにもならないことを、どうにかしたい」、と悩む下人が、庶民として、たくましく生きていくようになることが楽しく読めて、すばらしかったです。
 下人の明日の姿を、じっくり考えていくことが、現代の社会を、じっくり見ていくことだと思います。
 文教研の「友愛」を、じんわりと感じて、つたない発言をさせていただきました。それをしっかり受けて、大きな視点で話していただいたことに、心から感謝しています。
 用事があって、早めに帰ります。又、次回も、よろしくお願い致します。(N.Sさん 女性)

■一日目のDVD(NHK「こころの遺伝子/益川敏英」)が、まず、よかったと思います。F研のことばに刺激を受けて、二日目、何回も質問させていただきました。今までもできる限り質問するようにしてきましたが、今回は特に多くできたのが良かったです。
 三日目の安部公房の「「赤い繭」をみんなで読んで、とても面白く読みました。一人で読んでいたら、わからないことばかりだったのですが、面白くなりました。
 「赤い繭」をもう一度読み直し、機会があれば、この教材を子どもたちに教えたいと思います。ありがとうございました。(M.Nさん 男性)

■七、八回参加して、基調報告で報告者が何を語ろうとしているのかが、ぼんやりとわかるようになってきました。
 ゼミナールの議論にしっかりとついて行くにはまだまだ成長が足りませんが、これまでに知っていた作家や作品が見事に変容を遂げてゆくのを毎回、楽しんでいます。
 今回は、子どもの頃に読んでいた芥川龍之介と、おとなになって一時耽溺(?)していた安部公房が、どんな姿で、あらわれてくるのかを楽しみにしています。
 羅生門にはこおろぎがいたようですが、ここ八王子でもいろんな虫に出会えます。それも夏のゼミナールの楽しみの一つです。けさは、蟻が自分の十倍はあろうと思われる蝶の羽を押したり引いたりして運んでいるのを眺めていました。(M.Yさん 女性)


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