-----------------終了しました-----------------


文教研

 [私の大学]

第59回
全国集会


2010.8.5〜7
文学史を教師の手に
“文学教師”――それは、自身に文学を必要とし、また、文学の人間回復の機能に賭けて、若い世代の“魂の技師”たろうとする人々のことである。そういう人々の中には、当然、学校教師もいるだろう。当然また、人の子の親や、兄や姉もいるだろう。限界状況の一歩手前まで追い込まれた、日本の社会と教育の現状は、今、まさにそうした人々の文学教育への積極的な参加を求めている。


文学教育研究者集団    
*――文教研[私の大学]第59回全国集会プログラム――*

《期    日》  2010年8月5日(木)〜7日(土)    
《会    場》  大学セミナー・ハウス 大学院セミナー館  (東京・八王子)   

《統一テーマ》  「高校国語教材」の検討
         現実発見の武器として
――芥川龍之介「羅生門」・安部公房「赤い繭」

文学教育の役割は、学校教育を例にとれば、生徒一人一人が、<私の文学>(自分にとって文学であるもの)を持てるように、その手助けをすることにあると思います。<私の文学>とは、読み直すたびに、自分の主体が問い直されるような文学であり、また、自分の現実のつかみ直し(現実の発見・再発見)を可能にしてくれる文学です。
 文学教育が、このような役割を果たすためには、文学のエスプリが横溢している作品を教材化する必要があるでしょう。「高校国語教材」の中にもそうした文学作品はむろんあります。しかし、それらの作品は、生徒一人一人に、<私の文学>の発見を促すようなかたちで教材化されているのでしょうか。今回は、「高校国語教材」の中から「羅生門」と「赤い繭」をとりあげ、<私の文学>の発見を促す教材化のあり方とは何かという問題をみんなで検討していきたいと思います。

 
  《日   程》
      8月5日 8月6日 8月7日
午前 9:30







12:00









午後1時開会 12時50分までに受付を済ませてください。)
  
・「原爆を許すまじ」

中間総括


4-1.ゼミナール:
 芥川龍之介「羅生門」第1部
 
「羅生門」の印象の追跡
           
中間総括

.ゼミナール:
安部公房「赤い繭」







午後 1:00















5:00
(予定)
1.あいさつ   


2.基調報告T
文学教育の必要性 
井筒 満



3.基調報告U
芥川文学の教材化
 佐藤嗣男


・生活案内

  
(ゼミナール4-1 続き) (ゼミナール5 続き)











6.あいさつ
 

(4時終了予定)
7:00




9:00
(予定)
交流会(参加自由) 



4-2.ゼミナール:
 芥川龍之介「羅生門」第2部
 
「羅生門」教材化の過去と
  これからについて語り合う


  
  
 《 テキスト 》
芥川龍之介「羅生門」安部公房「赤い繭」ともに共通テキストを用意いたしますが、なるべく事前に、お持ちのものでお目通しください。
  
 《参考文献》
○文学教育研究者集団著・熊谷孝編『芥川文学手帖』(みずち書房)
○「文学と教育」bP61,162,163,165,166,211,212(bQ12は当日資料として配付)
  
 《費   用》
@参加費:(資料代、連絡・広報・運営費、会場使用料・施設分担金を含む)
全日参加…\13,000(学生\10,000)
 2日間参加…\10,000(学生\ 8,000)
 1日のみ参加…\ 5,000(学生\ 4,000)
A宿泊費:1泊 \4,000 
B食事代:朝食 \500、昼食 \700、夕食 \1,100
(A+B2泊3日、6食分の場合…\12,600*
     * 印刷プログラムでは\15,000となっていますが、誤りにつき訂正いたします。  
◎なお、宿泊施設には基本的にバスタオルとフェイスタオルしか用意されていません。(フロントにて浴衣200円で貸出し、歯ブラシ50円で購入可能。) 
※資料のみ:\2,000
  
 《申込み手続き》
申込み用紙(振込用紙を兼ねる。プログラム等に添付してお配りしています)に必要な事項を記入し、費用全額@参加費+A宿泊費+B食事代)を郵便局でお振込みください。
  
※申込用紙がお手元にない場合は、事務局(下記)までご請求ください。
※7月1日以降の参加中止の場合、参加費の返金はご容赦ください。(集会資料はお送りいたします。)宿泊費・食事代に関しては、条件に応じて、セミナーハウス請求のキャンセル料金をいただき、残りを返金いたします。
  
 《申込み期間》  6月1日〜7月24日
  
 《問い合わせおよび申込み先》
文教研事務局(画像)
  
 《交   通》
・新宿〈京王線 準特急40分〉-北野〈北口から京王バス 約8分〉-野猿峠(やえんとうげ)〈徒歩5分〉-会場
・新宿〈京王線 特急37分〉-京王八王子〈 徒歩約10分〉-JR八王子〈南口から京王バス 約20分〉-野猿峠〈徒歩5分〉-会場
・新宿〈JR中央線 約50分〉-JR八王子〈南口から京王バス 約20分〉-野猿峠〈徒歩5分〉-会場
・新横浜〈JR横浜線 約50分〉-JR八王子〈南口から京王バス 約20分〉-野猿峠〈徒歩5分〉-会場
  
※京王線利用の場合準特急に乗り北野駅で下車するのが便利。新宿から約40分。
※京王線特急を利用する場合は、高幡不動駅で各駅停車に乗り換え北野駅で下車。新宿から約40分。
JR八王子駅南口京王線北野駅からの京王バスは、「柚木折返場」あるいは「南大沢団地」行に乗車。「野猿峠」下車。
※JR八王子駅南口、京王線北野駅のいずれからも、タクシー利用可。
※ほかに、京王相模原線南大沢駅から「八王子駅南口」「北野駅南口/北口」行の京王バスを利用する方法もあります。  
 
・ 第1日午後1時開始のためには、バス便や受付時間の点などからみて、JR八王子駅に遅くとも12時までに到着する必要があります(北野駅の場合はそれより多少遅めでも可)。
・ 受付での手続きは開会10分前(12時50分)までに済ませてください。受付の係も研究会に参加しますので。

頁トップへ
  
HOME文教研[私の大学]全国集会