会場風景


第57回文教研全国集会 参加者の声


第57回の文教研全国集会が2008年8月5日から7日までの3日間、東京・八王子の大学セミナーハウスで行われました。統一テーマは“自分”を切り拓く“笑い”の文学――太宰治「畜犬談」とケストナー「一杯の珈琲から」。参加した方々から寄せられた感想のいくつかを、以下に紹介します。

■参加した理由ですか。面白いからに決まっているじゃないですか。

参加六回目ともなると、ちょっと強気に出てみましたけど、毎分毎秒、どうしてみんなこんなに良くわかっているのかしらと、あたふたしているのが実情です。

今回は、モーツァルトの新しい見方(聞き方?)を教わりました。モノゴコロついた頃から「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のSP版を聴いて歌っていたのに、作曲者については考えたこともありませんでした。

ここは、文学だけではなくて、音楽についても学べる所であり、私にとっては、「世間」を知る場所でもあるのです。

だから、つい、午前の部、午後の部、夜の部まで皆勤して、アホな質問をしまくってしまいます。(M.Fさん 女性)



■今回で七回か八回くらいになると思います。

今回の「一杯の珈琲から」は初めて読んだ時とても入りにくいものでした。しかし、二日間、色々な発表を聞いているうちに少しずつ理解できて来ました。

井筒さんの「ケストナーにとってモーツァルトとは」も、他のところではなかなか聞けない報告だったと思いました。

とにかく、まだまだ予習が足りないので十分に理解できないところもあり、次の回からはもっとしっかり読み込んでこようと思いました。

今回も通いの参加でしたが次回はもう少し積極的な参加をしていきたいと思いました。この集会が終わってから、十分に復習して次回の秋の集会や来年の集会に備えたいと思いました。(M.Nさん 男性)



■嘱託教師二年目です。

体調が少し良くなり喜んでいるのですが、頭の回転がもう少しどうにかならないかと思うこの頃です。

私の勤めている小学校の校長は、自分の都合のいいように職員を働かせることにしか心が動いていないようです。子どもを褒めるのは、姿勢がいい時、整列がいい時が圧倒的に多いです。みんな、うんざり。朝礼の時の話は、「みんな姿勢がいいですね」と、一年間いっています。

さて、今年も文教研に参加して、嬉しい限りです。発言はできないのですが、納得したり、同感したり、教えられたりしながら、感受性をみがいている気持ちでいます。

対話精神で読んでいく楽しさを、あらためて感じています。「太宰」や「ケストナー」いいですね。(N.Sさん 女性、約30回参加)

(会場風景写真は加工してあります)

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